新地図記号「自然災害伝承牌」の話

国土地理院のウェブ地図「地理院地図」に新しい地図記号「自然災害伝承牌」が掲載され、 過去に置きた自然災害の情報を伝えるモニュメントを地図上で確認できます。


地名な歴史書の中には残されていても、現代では忘れられてしまっている土地の特徴とのいうのがありまして、例えば広島安佐南区八木にはかつて「蛇落地(じゃらくち)」や「蛇王池(じゃおういけ)」という地名があったのだそうです。
昔は土砂崩れを「蛇崩れ」や「蛇落」と呼び、地名の由来はこの辺りが土砂崩れの頻発地であった可能性が高いことを示していました。
2014年には豪雨にみまわれた同地で大規模な土砂崩れが発生、100人以上が亡くなっています。

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いざというとき、過去の災害(例えば洪水到達最大地点)を知っていれば、どこに逃げれば良いか判断の助けになるはずです。
土地の過去の災害の記憶を知ることは、防災を考える上で大切ですね。