スマホのカメラ機能で認識した顔を老けさせたりヒゲを生やしたり性別を変えたり…そんな加工のできるアプリが少し前に流行りましたね。
個人的には何が楽しいのかサッパリだったのと、大抵あの手のアプリは開発元が中国なので避けてましたが、BBCがロシア産の「FaceApp」というアプリの精度について検証している記事がありました。
自分で使う気はサラサラなくてもどのくらい正確な未来予測なのかは気になります。
男性はそこそこ。女性はイマイチ?
検証と言っても、大したことをしているわけではなく著名人の20〜30代の頃の写真をアプリで加工し、実際に年を経てからの顔と比較しただけです。
単純ですが、一番わかり易い方法でもあります。
対象者はイアン・マッケランさん、デイヴィッド・アッテンボローさん、ドリー・パートンさん、デイム・ジュディ・デンチさん、アーノルド・シュワルツェネッガーさんの女性2名、男性3名の計5名となります。
どうでしょう?男性の精度はかなり高いんじゃないでしょうか。
デイヴィッド・アッテンボローさんは若い頃と比べると体型が変わってしまっていますが、口元や目元のたるみ方、ほうれい線の入り方などはかなり正確に予測できています。
一方、女性はBBCの記事での判定はあまり良くありません。個人的には悪くないと思うのですが…。
ドリー・パートンさんはちょっと違うかな、という気はします。
女性はある程度化粧で顔を作れてしまうので単純な比較では難しいかもしれませんね。
なぜ中国産 or ロシア産アプリなら避けるのか
これについては「中国産だから」とか「ロシア産だから」という理由ではなく、アプリの目的の話になります。
この手のアプリは人の顔情報を集める目的があるものと思われるからです。
Tikt○kなどは、顔情報に加えて動きや体格などの情報も収集していると思われます。
AIによる顔認証システムや、カメラ映像から特定の人物を抽出する技術は加速度的に進歩しています。
でも技術がいくら進んでも元になる「データ」は絶対に必要になります。
あらゆる人種、あらゆる年齢層のデータを大量に収集するには、この手のエンタメアプリを利用するのが一番手っ取り早いんです。
生憎と中国とロシアは日本の同盟国ではないので、そこに自分の顔情報が渡るのが個人的に「気持ち悪い」と感じてしまうのです。
まあ、そもそも自分の顔で試す面白さが、イマイチ分からないというのが使わない理由の一番なのですけれども。