韓国ウォッチャーの間では有名な「趙甲濟ドットコム」というサイトのコラムに、会員の「バンダービルド(펀드빌더)」さんが日本への対抗策として「一部のメディアは『ムン対応カードは、「放射能」…日アキレス腱触れる』という報道をした」という書き込みをしていました。
多分、ソースはこのへんの記事だと思います。
バンダービルドさんのコラム内容の要約です。
- 「放射能カード」を介して、日本の観光産業、食品、オリンピックなど全般にわたって打撃を与える意図と思われる。
- 相手の弱点に食い下がって告訴・告発し、不名誉を与える手段と方法を熟知した運動圏出身者*1が主に布陣したムン・ジェイン政権だから検討できるカードだ。
- もしムンジェイン政権が「放射能カード」を使うなら、それ相応の後遺症を覚悟しなければならない。
- 科学的な根拠を確実に準備しなければいけない。韓国式の「아니면 말고(できなければ、もういい*2)」は通用しない。
- 「放射能カード」が成功するかどうかに関係なく、日本国民からの恨みと憎しみを受ける可能性を排除できない。
- 「目には目を」の方法ではなく、非紳士的で低級なプロパガンダ次元のものと同じである。
- ムン政権は任期が終われば消えれば済むが、「放射能カード」の禍根は誰が癒やすのか?
プロパガンダどころかフェイクニュース並なんですが…。
一応、コラムの元となったソース記事を読んでみても「政府の公式発表」ではありません。
メディアが自分たちの主張を「架空の政府高官」の口を使って喋らせているだけかもしれません。
「噂話」程度に捉えておくのが良いと思います。もしくは「こんな手だってあるんだぞ、ほらほら」という牽制のつもりか。
しかし、ムンさんは過去に、根拠不明の 「福島原発事故で1368人死亡」と公式の場で発言したりしており、政府主導でフェイクニュースを流したりするような人なので、あり得ないとも言い切れません。
※原発事故による直接・間接の死者数は0人です。震災当時、福島第一原発に居た作業員2名が亡くなっていますが、いずれも直後の津波による犠牲者です。 この数字は2016年3月6日の東京新聞の数字を引用したのでは、と言われています。ですが、その数字は震災後の、主に高齢者の関連死(避難後のストレスにより健康が悪化したもの)とされています。
このように根拠が無くても「言ったもん勝ち」が通じる国内事情があるので、韓国の国内世論向けアピールとしては「放射能カード」は有効でしょうね。
放射線量は日本(東京)より韓国(ソウル)の方が高い
ご存知の方は多いと思いますが、放射線量は日本より韓国の方が3倍ほど高いです。
下の画像は在韓日本大使館が公開している各国主要都市と日本の各都市の放射線量比較です。
韓国のデータは韓国原子力安全技術院が公開しているデータが使用されています。
東京とソウルを比較すると、約3倍ソウルの方が高くなっているのが分かります。それどころか、ソウルの放射線量はほとんど福島と同レベルです。
朝鮮半島は花崗岩で出来ています。
花崗岩はラドンが発生するので、元々朝鮮半島は自然放射線が多く放出しされている場所なのです。
福島の放射線量が上がっているのは人工的(原発事故によるもの)ですが、放射線には人工も自然も違いはありません。 放射線として人体に与える影響はどちらも同じです。