相変わらず「日本」関連の報道は処理水ネタが続いています。というか、それ以外がほぼ見当たりません。
一部の保守メディアは韓国・中国以外で処理水がどのように報じられているかに焦点を当てています。処理水そのもの、というより処理水で騒いでいる韓国・中国を諸外国が「どのように見ているか」と言った方が良いかもしれません。今日取り上げる記事はドイツ紙と英国BBCの報道を紹介したものですが、これらは処理水問題を「政治問題」と分析しています。
朝鮮日報の記事からです。
ドイツ「日本の汚染水、韓国野党が政治的に利用...我々はフランス原発の方が心配」
（前略）
ドイツの経済紙ハンデルスブラットは24日（現地時間）、「日本の計画が周辺の災いを招く理由」と題した記事で「中国と韓国左派陣営の批判が特に激しい。彼らの抗議は何より政治的動機によるもの」と診断した。続けて「韓国の保守政府は計画が科学的・技術的に問題が無いと明らかにし、韓国の科学者たちも韓国の水域で測定可能な程度の影響を及ぼさないものと見られる」として「それでも多くの韓国人が恐怖に震えており、左派陣営の野党民主党がこれを利用している」とした。ドイツのフリードリヒ・ナウマン財団のフレデリック・主フォア韓国事務所長はこのメディアに対し「福島問題でこれは純粋に反日主義だ」とし「民主党はユン・ソンニョル大統領に対して日本に屈服したと非難するだろう」と述べた。
このメディアは「今回の問題が中国指導部にとっても適切なタイミングで起きた」と分析した。反日宣伝が学校教育などで非常に公然と中国共産党政治の正当性を説明するのに活用されており、中国が韓日間の分裂に韓国内の反発を利用できるようになったということだ。同メディアはまた「事実で批判に立ち向かうのは、日本の手に掛かっている」とし「（原発運営会社）東京電力は三重水素処理においてミスの一つも許してはならない」と述べた。
ドイツの有力日刊紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトングは「今回放流される汚染水は徹底的にろ過され希釈されており、国際原子力機関（IAEA）も今回の措置が無害だと判断している」と伝えた。
（中略）
ハノーバー放射線生態学および放射線防護研究所のクレメンス・ヴぁルター教授は週刊誌シュピーゲルとのニュース番組タゲスシャウ・インタビューで「福島海岸の魚には問題がなく、むしろフランス北部沿岸で獲れた魚により多くの関心を傾けなければならない」と話した。フランス北部ラ・ハーグに建設された事後核燃料再処理施設で毎年数百万リットルの汚染水を排出しているが、三重水素やセシウム137など放射性物質の量が福島の海に排出されるものよりはるかに多いということだ。
（中略）
英国BBCも汚染水の放流に関する各国の立場と反発を報道し、政治的論争を指摘した。BBCは「中国の現在の反応は健康に対する憂慮だけでなく、政治的動機から始まったという分析がある」として「日本が米国と更に近くなり台湾を支持し、ここ数年間の中国と日本の関係は悪化の一途をたどっていた」と述べた。アジアソサエティ政策研究所のニール・トーマス中国外交政策専門家はBBCに「今回の件は日中関係悪化の『原因』というより『症状』に近い」とし「中国輸入業者に及ぼす否定的影響を緩和するために、日本水産物輸入禁止措置は比較的狭い範囲で短期間だけ進行される可能性がある」と見通した。
（後略）
朝鮮日報「獨 “日 오염수, 한국 야당이 정치적 이용… 우린 佛 원전이 더 걱정”（ドイツ「日本の汚染水、韓国野党が政治的に利用...我々はフランス原発の方が心配」）」より一部抜粋
他にもフランス紙が中国による日本産水産物の全面輸入停止措置は「日本国内に分断を招くためのもの」と分析した記事をペンアンドマイクが報じています。
中国に政治的意図があるのはもちろんですし、韓国の野党勢力が政争の道具にしているのも確かでしょう。だからこそ記事内で指摘されているように、ミスは許されません。相手に攻撃のチャンスを与えることになりますからね。慎重に慎重を期して当たっていただきたいですね。
記事へのコメントは2196件。反応は「良い情報：16 興味深い：7 非常に共感：3040 良い分析：10 続報期待：40」です。
「我が国の左派民主党が政治的に利用していることは100%正しい。狂牛病、ソンジュメロン・サード怪談、セウォル号、パク・クネ大統領弾劾、チョ・グク集会、スケトウダラ鍋、ろうそく集会など共産左派の汚い煽動があり、すでに12年前の津波の時もALPS処理なしに大量に放流されたが、5年後にも韓国海で汚染水を測定しても事故発生前後の放射能数値には何の変化もなく、ムン・ジェイン政権時代には問題ないと発表しておきながら、自分たちが執権しているときは大丈夫で政権が変わると興奮して騒ぎ立てるネロナムブル民主党は北韓第2中隊だ」（共感4612 非共感275）
「民主党の扇動は狂牛病で既に目にしたものだ。信頼ゼロ」（共感2279 非共感72）
「『福島関連ファクト』1．放射能問題？ところで、処理水が一番先に到達する米国はどうして賛成？また、EUは水産物の輸入をなぜ許可？2．IAEAに賄賂？日本が分担金3位だから、お金を受け取ったか？ところで、分担金1位が米国。3．ムン・ジェインが反対？ｲ．カン・ギョンファ：『放流は日本の主権問題』、ﾛ．チョン・ウィヨン：『IAEA基準放流反対しない』、ﾊ．福島原発汚染水関連現況報告：『三重水素問題ない」。4．中国は日本の48倍、北韓は？そんな中国にはなぜ沈黙し、核実験に核開発、核廃水投機がさらに激しい北韓にはなぜ沈黙したのか？煽動ではなく事実を見よ！」（共感1932 非共感86）
「中共の陽江など韓国の西海に近く入る中共原子力発電所の冷却処理水を海に送るのは『日常的なこと』......にもかかわらず、日本福島原子力発電所の処理水放流と関連して中共と国内左派扇動者たちの反発が科学的根拠に基づいておらず、政治的動機から始まったと西側メディアの分析が相次いでいる......科学的根拠も提示できず、中共と国内左派たちも全く同じだね!!!」（共感1286 非共感43）
「民主党も相当だ...反日扇動がどれほど度を超えたら外信にあんな風に書かれるんだろうか...中国共産とと呼吸がよく合っているように見えるが、民主党はこの際、党名を『共産党』に変えればいいと思う...民主と言う単語は全然似合わない」（共感1092 非共感45）
