「愛国」ってなんだろう…な話

以前触れた「反日種族主義」の著者の1人である李宇衍(イ・ウヨン)さんの水曜集会への対抗集会ですが、11日の様子を文春オンラインさんがレポートしていました。

予想はしていましたが、かなり風当たりが強いようです。

文春の記者に「ゆがんだ歴史観を批判し、歴史の事実を示したい」と語られたそうで、18日以降も続けていくつもりだそうです。


李さんの行動を見ていると、愛国ってなんなんだろう?と考えさせられます。

国のため、国民のためと一言で言っても、そのために恥部や暗部や傷をほじくり返して血を流す行為が、一般的に受け入れられるわけがありません。

それに、歴史のターニングポイントにおいて、そこが分かれ道だったと分かるのは随分後になってからです。
その時の行動が結果的に良かったのか悪かったのか…本当に国のため国民のための選択を出来たのが誰だったのかが分かるのも、随分経ってからです。


そういう意味では、李さんの行動が本当に韓国のためになるのかは現時点では分かりません。

もしかしたら韓国にとっては北に吸収されて教化されてしまった方が暮らし良い国になるかもしれませんし、中国に飲み込まれて形だけでもGDP世界2位の国になった方が自尊心が満たされて幸せかもしれません。


ただ一つ言えるのは、過去に拘ることに意味はないということです。
教訓にはなるかもしれませんが、恨みや妬みや嫉みや…要らぬ感情を挟み込みと大事なものを見誤ります。
しかも、それが歪んだ歴史観により作られた嘘の歴史によりもたらされた感情であれば、なおさらです。

李さんが本当のところ、何を考えているのかは分かりません。
ですが、韓国の未来を本気で憂えているという意味では、李さんの行動は愛国的と言えるのではないでしょうか。

「日本にいくら金をもらっている」といった心ない罵声が浴びせられているそうですが、正直、お金だけでここまでのことは出来ないと思います。