日韓貿易管理当局の局長級会合の話

昨日行われた日韓の貿易管理当局による局長級の会合は、午前10時から午後8時過ぎまで、訳10時間行われていたことになります。

終了後、韓国側は「互いに理解を深めた」、今後も「懸案解決に向け、政策対話と意思疎通を続けることで合意した」と発表しました。
内容に対する言及は全くありません。

日本は以前から「相手国と協議して決定するような性質のものではない(16日、菅官房長官)」と再三言っていましたから、互いの認識の違いへの「理解を深める」ための10時間だったんでしょう。

あんまりにも内容が無かったのでスルーしようかとも思ったのですが、流れの中での一幕として備忘録的に記録しておきます。
互いに現状を整理して確認し合った、というのが主な内容だったと思われます。


韓国側の報道は、日本メディアの報道を引用したものが殆どで、韓国の政策担当者への取材が行われているのか不明です。
そんなことより「日本が歓迎ムードだった」という意味不明な報道がされています。
(「中身に興味持てよ」と思ってから、某・地獄の漫画で下○ドロ相手にこんなセリフがあったなぁ、と思い出してちょっと笑ってしまいました)


前回(7月)の時のことを根に持っているのでしょうか?
でも、あれは韓国への「説明会」であって「会合」じゃありませんでしたからね、そりゃ対応も違うでしょう。
説明会は日本の立場、考えを一方的に伝えて質疑応答に応じる場であって、会合は互いに意見を出し合う場であるのです。

ですが、水やコーヒーが用意されていたことがそ余程うれしかったようです。
そんなことをわざわざ報道されている様を見ると、なんだか逆に可哀想になってしまいます……。