日本人と韓国人はアジア人の中でも外見の特徴がよく似ていますし、肥満率の数値も似ています。数値自体は韓国(5%)、日本(4%)と、日本のほうが若干低いですが、欧米が20〜30%を超えていることを考えると、相対的に低いという意味で似ていると言えます。
ただ65歳以上の「高齢者」に限定すると、肥満率や心肺機能などに大きな差が出るということが分かったそうです。
ソウル新聞の記事からです。
韓国高齢者、日本より肥満が多く、体力は落ちる
(前略)
チェ・ヒョンヅ国民の力党議員は15日、国会文化体育観光委員会の国政監査で「韓国の65歳以上の体力が、日本の同年代よりもはるかに低いことが分かった」とし「今後、高齢者の体力増進に基づいて超高齢化社会が国家的災害になるか、または国家的祝福になるかがかかっている」と述べた。
チェ議員は政府の「2017国民体力実態調査」の結果を引用し、韓国と日本の高齢者男女の体系、体力などを比較した表を紹介して注目を集めた。
資料に因ると、韓国は日本に比べて高齢の年齢層で体重が3〜6kg重かった。肥満度を表すボディーマス指数(BMI)も5〜10%高く、65歳以上の全年齢層で男女とも肥満レベル(25kg/㎡)に迫った。
男性の握力は中国に比べて0.1kg高かったが、日本に比べて4.9kg低かった。
女性の握力は中国に比べて0.8kg高い一方、日本に比べて2.0kg低いことが分かった。
6分ウォーキングによる心肺体力測定でも韓国の高齢者が日本の高齢者に比べ、4〜7%劣ることが分かった。特に、「目を開けて片足立ち」の時間は65歳〜69歳の日本人男性は87秒82、韓国人は34秒1で半分だった。
(後略)
ソウル新聞「한국 노인, 일본보다 비만 많고 체력 떨어져(韓国高齢者、日本より肥満が多く、体力は落ちる)」より一部抜粋
こういう基礎体力の数字が健康寿命に影響するんでしょうね。
80歳以上の健康な人を調査した結果、男性は腹筋が、女性はふくらはぎの筋肉がしっかりしている人だったと聞いたことがあります。
特に立てなくなると認知症も進行すると言いますし、足腰は若いうちから鍛えておきたい部分です。