差し押さえ資産現金化判断、結局保留のまま担当判事退官の話

三菱の差し押さえ資産の現金化は、結局「審理不続行判断の保留」という中途半端な状態で担当判事が退官しました。ユンさんの経歴(元検察総長)を鑑みれば顔を立てたのかもしれません。

韓国メディアのほとんどは「長期化」「先行き不透明」との見方のようです。とはいえ、後任の判事が就任したら即・現金化という可能性もまだ残されています。

 



国民日報の記事からです。

約束がなくなった「強制徴用現金化」...外交部の意見書論議も続く


(前略)

4日、法曹界によると2日、最高裁で退任式を行ったキム・ジェヒョン最高裁判事の任期はこの日正式終了する。物理的な任期終了は4日だが、実質的な業務期限は2日までだった。これまで最高裁判所3部(主審キム・ジェヒョン最高判事)は三菱が特許権2件に対する特別現金化命令に不服して出した再抗告事件に対する決定を下さなかった。

当初、被害者たちは先月19日までに最高裁が結論を下すものと期待していた。4月19日に受け付けられた三菱の再抗告事件の審理不続行期間がその時までだったためだ。

(中略)

しかし主審のキム最高判事が退任し最高裁の判決がいつ出るかは見当がつきにくくなった。該当裁判所が構成される時期も不透明だ。

(中略)

三菱の国内資産の現金化手続きの最終段階である最高裁の結論が先送りされると外交部は被害者との出会いなどを通じて解決策探しに拍車を掛けている。パク・ジン外交部長官は2日、強制徴用被害者ヤン・クンドク氏とイ・チュンシク氏に会った。パク長官は面会後、記者たちに「被害者たちに直接会ったことを土台に強制徴用問題を最大限早く解決するよう努力する」と明らかにした。

ただし、論難になった「外交部意見書」は撤回されない見通しだ。

(後略)



国民日報「기약 없어진 ‘강제징용 현금화’ …외교부 의견서 논란도 계속(約束がなくなった「強制徴用現金化」...外交部の意見書論議も続く)」より一部抜粋

一部、別メディアの報道では根拠は不明ながら「年内結論は厳しい」との見方もあるようです。
韓国最高裁がユン政権へ忖度したのかどうかは分かりませんが、とりあえず時間稼ぎは出来た模様。
しかし、パクさん直々の面談も功を奏さず、本日実施された官民協議会に被害者側関係者は不参加です。(自称)被害者自身の判断なのか、支援団体の判断なのかは分かりません。