韓国軍最大の「敵」の話

韓国軍最大の敵は「少子化」とCNNが指摘したそうです。
今、韓国の常備兵力は50万人とされています。
2006年には67万人いたんですが、「北の脅威が減少する」を前提に2020年までに50万人に減らすことを決めて実際その通りにしちゃったからです。実際のところ北の脅威は減少してないんですけど、そのまま軍の人員は削減されてしまったんですね。

しかし、この現象は意図的に行われたものです。今後起こるのは少子化の煽りで維持したくても維持できなくなる未来です。

 



国民日報の記事からです。

韓国軍の新たな敵「少子化」...CNN「時間は多くない」


(前略)

米CNN放送は30日(現地時間)、「韓国軍の新たな敵:人口推計」という記事を通じて「韓国は現在、約50万人の兵力を維持しているが、0.78人に過ぎない合計出生率は韓国にとって最大の敵になり得る」と報じた。そして「20年後には必要な兵力を補充できないだろう」と見通した。

韓国国防研究院(KIDA)が住民登録人口と生存率などを反映して分析した兵力需給展望によれば、陸・海・空軍と海兵隊を合わせて現在50万人余り水準の常備兵力は2039年に39万3000人余りで40万人台が崩れ2040年には36万人水準に止まると予想される。

(中略)

CNNは韓国の記録的な少子化現象が今後さらに深刻になり、2025年には女性1人当たりの合計出生率が0.65人に下がるという統計庁の最近の発表を引用し「韓国には時間が多くない可能性がある」と見通した。

(中略)

CNNは代案の一つとして、まず予備軍活用案も話した。310万人の予備軍動員システムを改善すれば兵力難の解消に一部役立つということだ。現在、予備軍の一部を対象に1年に180日間訓練を受けさせ、技術熟練度を高めるモデル事業が運用されている。 女性徴兵制も代案の一つとして取り上げられた。



国民日報「한국군의 새로운 적 ‘저출산’…CNN “시간이 많지 않다”(韓国軍の新たな敵「少子化」...CNN「時間は多くない」)」より一部抜粋

朝野では女性への兵役適用も繰り返し話に上がっています。ただ、こちらは政治的「人気取り」の匂いがします。

韓国ではたびたび「兵役忌避」で処罰者が出たり、兵役忌避者の実名や住所を記載したリストが公表されたりするんですが、なんというか...「ズルをした人を見せしめにする」空気なんですよね。
だから女性についても男性側からは「兵役が無いのはズルだ」との見方が強いんじゃないでしょうか?
兵役そのものが一種の罰ゲーム感覚なんでしょう。ご自慢の愛国心はどこに行ったのやら?