太平洋戦争中の1942年に光復軍の参謀という人が米国政府宛に書いた「軍事連帯提案」書が見つかったそうです。
内容には光復軍が米国からの支援を受け、中国大陸で日本の後方を撹乱するという提案の他、韓国に独立が必要な理由や今後、米国と交渉すべきことなどが含まれているそうです。
ニュース1の記事からです。
光復軍、米支援受けて日本軍撹乱...「軍事連帯提案」文書初公開
日帝強占期、韓国光復軍が米国政府に伝えるために作成した「対米軍連帯提案文書」が初めて公開された。
国家報勲処は12日に配布した資料で「先月、国外の独立運動の史料収集の過程で、米ハワイ大韓国学研究所に所蔵されている『ジョージ・マカフィー・マッキューン寄贈資料』から1942年6月30日、イ・ボムソク韓国光復軍参謀長が作成した報告書を発掘した」と明らかにした。
ジョージ・マカフィー・マッキューン（1808〜1948）は米国出身の宣教師ジョージ・ジャノン・マッキューン（1963年建国勲章独立追叙）の長男で太平洋戦争勃発後、米国戦略情報局（OSS）、国務省などで韓国専門家として活動し、韓国独立運動関連文書を多数所蔵することになったと知られている。
報勲処が今回発掘した文書には、計10ページ分量として△韓国独立が必要な理由△韓国光復軍の任務△韓国光復軍が太平洋戦争で担当できる役割△今後、米国と交渉を必要とする事項ーなどが書かれている。
報勲処によると、文書には大韓民国臨時政府の軍隊である「韓国光復軍が将来の独立国家樹立後に韓国国軍の根幹を成す」とし「光復軍の任務は韓国の独立達成を越え、連合国とともに人類平和を達成しようとすること」などの内容が含まれている。
またこの文書には「太平洋戦争に韓国光復軍を派遣し、米国の支援を受けて中国で韓国人ゲリラ部隊を養成し、日本軍後方をかく乱する」という具体的な軍事連帯提案も含まれている。
このほかにも文書には「今後米国との交渉が必要な事案」として「（光復軍）派遣規模、工作地点、交通·運輸、指揮系統、補給問題」などを指摘し、「当時光復軍が太平洋戦争で米国との軍事連帯を実質的に模索したことを示している」というのが報勲処の説明だ。
報勲処は「この資料は太平洋戦争勃発後、積極的に展開された光復軍の対米参戦外交の様相を見せてくれる」とし「光復軍対米参戦外交の初期活動を示す公式文書という点で大きな意味がある」と明らかにした。
（中略）
報勲処は「米国のOSS活動内容などが具体的に記録されたジョージ·マカフィー·マッキューン資料を分析して独立有功者発掘などに活用する予定」とし「今後も国内に知られていない独立運動関連文件を追加で公開する計画」と明らかにした。
ニュース1「광복군, 美 지원받아 일본군 교란…'군사연대 제안' 문건 첫 공개（光復軍、米支援受けて日本軍撹乱...「軍事連帯提案」文書初公開」）」より一部抜粋
引用元のニュース1に載っている原文資料のキャプチャは画像が小さすぎて見えません。聯合ニュースの方は「中国東北の韓国人350万人、華北の韓国人54万人、光復軍参戦（？）、在遼東大陸の対日反攻中...どーたらこーたら」辺りがなんとか読み取れます。
意図したものがどうか分かりませんが、公開された文書は「御提案書」であって、それに米国がどのように返事したかには触れられていません。
光復軍から提案があったのなら断ったはずがない、こうした前提で見ているのでしょうか？
韓国は戦勝国に含まれていないという事実、これが全てなんじゃないかという気がしますが...。
