リュ・ソクチュン元教授の「慰安婦は売〇」発言への名誉棄損は「無罪」という話

大学での講義中に「慰安婦は売〇」と発言し、名誉棄損で訴えられたリュ・ソクチュンさんへの一審判決が出ました。罰金200万ウォンです。

ただし、「慰安婦は売〇」を始め、挺対協関連や北朝鮮絡みに関する発言内容については「無罪」となっています。つまり「名誉棄損」は成立していないことになります。
にも拘らず罰金判決が出たのは「真偽を確認しようとせず、それが真実であるかのように断定的で確定的な表現を使った」からだそうです。

 



国民日報の記事からです。

慰安婦は売〇」発言のリュ・ソクチュン無罪…正義記憶連帯「反歴史的判決」


(前略)

ソウル西部地裁刑事4単独のチョン・クムヨン部長判事は虚偽事実の摘示による名誉棄損の容疑で起訴されたリュ元教授に罰金200万ウォンを言い渡した。有罪と判断された部分は「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)が慰安婦被害者に虚偽陳述をするようにした」と発言した部分だ。

チョン部長判事は「被告人は真偽を確認しようとする努力なしに、あたかもそれが真実であるかのように断定的で確定的な表現を使った」と述べた。

だが、リュ元教授の「慰安婦は売〇」発言、正義記憶連帯の前身である挺対協活動が統合進歩党と関連しているという発言、挺対協が北韓と連携しているという発言など、残りの部分に対しては無罪が宣告された。

(中略)

正義記憶連帯はただちに立場文を出し反発した。正義記憶連帯は「今回の判決は歴史を否定し歪曲する日本政府と極右歴史不正勢力の攻撃の中で再び人権侵害にあっている被害者を無視する反人権的判決であるだけでなく、大韓民国民国の歴史を後退させる反歴史的判決」と批判した。

(後略)



国民日報「“위안부 매춘” 발언 류석춘 무죄…정의연 “반역사적 판결”(「慰安婦は売〇」発言のリュ・ソクチュン無罪…正義記憶連帯「反歴史的判決」)」より一部抜粋

リュ・ソクチュンさんは「慰安婦が売〇したという発言が無罪と出てきたということ、統合進歩党が挺対協と関わっているということに無罪が出てきたということ」に意味があったと考えているようです。
ただし、有罪部分については控訴する意向とのこと。