先週末、サムスン電子は「5万電子」(株価が5万ウォン台)の5万8900ウォンでした。今日は一時6万7000ウォン台に戻してきましたが、最終的には5万9300ウォンで取引を終えました。
一時上がった際に、あるメディアは外国人投資家が約230億ウォン純買収し、「株価をけん引」と報じていました。悪材料が出尽くした感がある、と。
しかしその後下げたということは、まだ下値余地を探っているのかもしれません。
その前段階として過去23日間で外国人はサムスン株を10兆ウォン以上売っていますから230億ウォン戻したところで、急に流れが変わるとも思えません。何の材料も出てませんしね。
外国人の売りによる下げ期間に買っていたのは、もちろん個人(アリ)たちです。先週だけで個人はサムスン電子を1兆5147億ウォンも純買収しています。
毎日経済の記事からです。
10万電子を叫ぶも5万電子と半分でも...1兆5千億を超える爆買いアリ
(前略)
14日、証券街によると、サムスン電子は前日比400ウォン(0.68%)値上がりした5万9300ウォンで取引を終えた。10日には5万8900ウォンで取引を終え、年の底点を更新することもあった。
サムスン電子が終値基準で6万ウォン台を手放したのは、昨年3月16日(5万9900ウォン)以来1年7ヵ月ぶりのことだ。昨年1月5日(万5200ウォン*1)以後、終値基準で最も低い水準でもある。
(中略)
8日、サムスン電子は第3四半期の売上と営業利益が各々79兆ウォン、9兆1000億ウォンを記録したと公示した。市場のコンセンサスである80兆8700億ウォン、10兆3047億ウォンを下回った水準だ。予想より遅いスマートフォンやパソコンなどの需要回復が汎用DRAMの足を引っ張っているためと見られる。ここに半導体部門の一回性費用なども反映された。
目を引くのは1週間の間に個人投資家がサムスン電子を1兆5000億ウォン以上買い入れているということだ。7日から11日まで個人はサムスン電子を1兆5147億ウォン分買い越した。この期間、個人投資家の買い越し1位に達する金額だ。
最近、急激な株価下落幅をめぐって底値買いが殺到したという分析が出ている。DB金融投資のソ・スンヨン研究員は「現株価は12ヵ月予想株価純資産比率(P/B)基準1.0倍まで下落し、底点買収が有効な区間だと判断する」と説明した。
しかし証券街ではサムスン電子に対する期待値を下げている。核心顧客向けの高帯域幅メモリ(HBM)3Eの供給時期が年内に不透明で、非メモリ赤字が続いているためだ。
この1週間、KB証券、NH投資証券など8社の証券会社がサムスン電子の目標価格を下方修正した。
KB証券はサムスン電子の目標株価を9万5000ウォンから8万ウォンに引き下げた。NH投資証券は9万2000ウォンから9万ウォンに、iM証券は9万7000ウォンから7万6000ウォンに引き下げるなど目標株価が相次いで低くなっている。
(後略)
毎日経済「10만전자 외치다 5만전자 반토막에도…1조5천억 넘게 폭풍 쇼핑한 개미(10万電子を叫ぶも5万電子と半分でも...1兆5千億を超える爆買いアリ)」より一部抜粋
韓国国民にとっては恐らく「サムスン」という企業は特別なものだろうと思います。ですから「傾くわけがない」とか、何らかの先入観で買いに入ることもあるんでしょうね。
しかし、この多くは今、絶賛「含み損」を丸抱えしている状態です。
*1:多分、「5万5800ウォン」の勘違い&脱字。