米国務副長官、「終戦宣言」ではなく「終戦声明」...日米韓外交次官会談は「良い協議だった」としつつも具体的に言及せず、な話

ワシントンで行われていた日米韓外交次官級会談ですが共同記者会見がキャンセルになり、シャーマン米国務副長官が単独で記者会見を行いました。

韓国警察庁長の竹島上陸が原因のようですが、韓国メディアの報道だけを見ていると「日本が(わざわざ)問題を取り上げて大きくした」と言っているように聞こえてしまいます。

それはともかく、単独記者会見での終戦宣言に関する質問にシャーマンさんは「(協議に)満足している」という趣旨の話をしています。ですが、シャーマンさんは発言の中で「終戦宣言(end-of-wardeclaration)」ではなく「終戦声明(end-of-warstatement)」という表現を使ったとのことです。

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韓国軍によるベトナム民間人虐殺、「武勇談のように」語ったというの話

ベトナム戦争で韓国軍による民間人虐殺について元兵士が証言しました。
当初、元兵士は「虐殺を目撃した」とされていましたが、証言の内容を読むとそうではなく、虐殺に怒った住民たちの抗議行動と犠牲者の遺体を目撃し、虐殺に関わった部隊員たちから生々しい話を聞いた、ということのようです。

 

 

ニュース1の記事からです。

「非武装民間人虐殺を武勇談のように」...ベトナム参戦海兵隊員の告白


ベトナム戦争当時、韓国軍による民間人虐殺被害を受けた村の生存者が韓国政府を相手取って起こした損害賠償請求訴訟でベトナム参戦軍人が証人として出廷し「部隊員が民間人を虐殺した場面を武勇談のように話したのを聞いた」と証言した。

16日、ソウル中央地裁民事68単独、パク・ジンス部長判事の審理で進められたベトナムのフォンニィ村で発生した虐殺事件被害者のグエン・ティー・タイン(61・女)が韓国政府を相手取って起こした3000万ウォン相当の損害賠償請求訴訟弁論期日にリュ某氏が証人として出廷した。

リュ氏は1967年海兵隊に入隊し、1967年10月にベトナムに派兵された参戦勇士だ。彼は1968年2月、作戦中に一生忘れられないことを目撃した、と証言した。

(中略)

リュ氏の証言によると、彼は部隊前方で尖兵の役割をしていた時、ベトナム人たちが道路を塞ぎ目を血走らせながら大声を出し非難している状況を目撃したという。彼は「横を見ると、むしろの上にたくさんの死体があった」とし「それで何か大変なことがあったのだなと思った」と話した。

彼は「遺体は100を超えると思ったが、後に約70体だと聞いた」と述べた。同日、基地に復帰したリュ氏は一部始終*1を部隊院に尋ねたが、隣の小隊員たちが武勇談のように話した」と述べた。
「殺した現場の場面を武勇談のように話したんです。何の罪の意識もないし、ただ武勇談のように死んでいく姿も話しました」

原告側の代理人は「なぜ民間人を殺害することになったのか。誰が指示したのか」と尋ねた。リュ氏は「聞くと、中隊員たちがどうするかと言ったら、中隊長が親指で首を切る仕草をして殺害したという」と話した。

(中略)

グエン・ティー・タインと民弁ベトナムTF(タスクフォース)によると1968年2月12日、韓国軍青龍部隊第1大隊第1中隊所属の軍人たちはベトナムクアンナム省フォンニィ村に入り非武装状態の民間人74人を虐殺した。
当時8歳だったグエン・ティー・タインは腹部に銃弾を受ける負傷を負い、家族も死亡、または死亡した。グエン・ティー・タインは2015年から韓国で被害を受けたことを伝え、韓国政府に問題解決を促してきた。
2018年には国会正論館で「ベトナム戦争韓国人民間人虐殺真相究明要求のための生存者記者会見」を開き、当時の虐殺状況を証言したほか、昨年は被害者103人が集まって真相究明を求める陳情書を青瓦台に提出した。

しかし同年9月、国防部は「事実確認のためにはベトナム政府と共同調査が必要だが、条件は整っていない」という趣旨の意見を述べた。これに対し彼らは最近、国連(UN)にまで真相究明を要請する陳情書を提出している。



ニュース1「"비무장 민간인 학살을 무용담처럼"…베트남 참전 해병대원의 고백(「非武装民間人虐殺を武勇談のように」...ベトナム参戦海兵隊員の告白)」より一部抜粋

韓国軍はフォンニィ村以外でも虐殺を起こしています。約2週間後の2月25日に、こちらはフォンニィ村よりも大規模で135人が犠牲になっています。
こちらの村は1999年に元兵士が村を訪れ慰霊碑を建てたり寄付金を送っています。今の所訴訟沙汰にはなっていません。
ところがその後、碑文に刻まれた内容(虐殺の詳細)が問題になり、韓国政府による圧力で削除されました。一部はこれを「歴史に蓋をすること」と納得していないようなので、今後どうなるかは分かりません。
歴史的事実を直視しろ、とかなんとか、韓国が日本に対して主張していることと全く逆のことをベトナムに対して行っているわけですね。まあ、日本に対する難癖は嘘が大分混じっていますけれども韓国がベトナムに行ったことは証言もそれを裏付ける資料も残っています。

日付や人数が正確に把握されているのは、米軍により生存者の救助や詳細な記録が取られているからです。
しかしベトナム政府は公式に韓国からの謝罪は必要ない、という立場です。それよりも経済発展のための協力を韓国から引き出す方が得との判断です。
これが国防部の言う「条件は整っていない」です。ベトナム政府は調査協力をしないだろう、という意味です。

でも民間のやることですから口出し出来ません。これも韓国お得意のやり方と同じですね。

*1:原文「자초지정」となっているが、これだと「一部指定」で意味が通じないので「자초지종(一部始終)」の誤字だと思われる。

韓国の家計負債、主要国で初めてGDPを超えた話

コロナ不況で各国とも家計負債は増加傾向にありますが、それにしても韓国の増加速度は群を抜いていて、今年主要国で初めてGDP比率100%を超えたそうです。

1年間、国内で生み出されたあらゆる製品、サービスなどの付加価値を上回るわけですから、収入より負債額が多い人、借金で生活費を賄っている人が相当数居るということでしょう。

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「岸田の顔した安倍内閣」、韓国=無視、米国=密着、中国牽制=の本性を顕したとする話

10月初め、岸田さんが新総裁に決まった頃に「岸田の顔をした安倍内閣ハンギョレ)」という言い回しが局所的に流行っていたようです。随分失礼な表現ですね。

第二次岸田内閣が始動してから、この「岸田の顔をした安倍内閣」が本性を顕し、韓国=無視、米国=密着、中国=牽制という外交方式が本格化している、と韓国メディアが報じました。一貫性があってなによりです。

 

 

ソウル新聞の記事からです。

韓国「無視」、米国「密着」、中国「牽制」..本性を顕した岸田の韓米中外交


米国とは最大限歩調を合わせ、中国は牽制し、韓国は無視に近い岸田文雄(顔)日本総理の外交方式が本格化している。安倍晋三政権時代、4年8ヵ月という戦後最長寿外相を務め、外交を特技とした岸田総理が先月31日の衆議院総選挙の勝利後、外交に目を向け何よりも中国牽制に力を入れている様子だ。

14日付の読売新聞は複数の党政関係者を確認した結果、日本政府が来年の通常国会に提出する「経済安全保障推進法案」(仮称)のインフラ機能維持関連条項に中国製品を排除する案を盛り込むことにした。具体的には通信、エネルギー、金融など事業者が重要施設を作る際、安全保障に脅威になりうる外国製品やシステムを導入しないように政府が事前審査することを法案に盛り込む予定だが、これは事実上、中国産製品を使わないようにするということだ。
このような日本の措置は、中国製品排除を本格的に推進している米政府と動きを共にするという意味にも解釈される。先にバイデン米大統領は11日(現地時間)、連邦通信委員会FCC)が特定企業の製品に対して許可をできないようにする内容の保安装備法に署名した。中国の通信会社であるファーウェイとZTEを狙ったもので、これらの企業に対してFCC中国共産党との連携、スパイ行為の憂慮などを挙げて「国家安保脅威」に分類したことがある。日本政府による中国牽制の動きは「経済安全保障情報企画官」を置くことであり、一層強まりつつある。

(中略)

このほかにもトニー·ブリンケン米国務長官林芳正日本外相は13日、約30分間にわたって電話会談を行ない、北韓の完全な非核化に向けて米日、韓米日が緊密に協力している点を確認した。

このように日本が米国と協力して中国牽制に力を入れている状況で韓日関係は改善の兆しを見せていない。読売新聞が13日付で報じたところによると、毎年開催される韓中日首脳会議の議長国である韓国は「開催不可」の考えを非公式に日本政府に示し、同会議が2019年12月に中国で開かれて以来、2年連続で開催されなくなった。同会議は08年から3ヵ国が順番に開催するが、昨年に続き今年も韓日及び日中関係の悪化で開かれない見通しだ。



「한국 '무시', 미국 '밀착', 중국 '견제'·.. 본색 드러낸 기시다의 한미중 외교(韓国「無視」、米国「密着」、中国「牽制」..本性を顕した岸田の韓米中外交)」より一部抜粋

岸田文雄(顔)日本総理(기시다 후미오 (얼굴) 일본 총리)」...元記事にちゃんと書いてあるんですよ、コレ。さすがに酷いです。

 

ところで、記事内には韓国を「無視」している事例がどこにも書かれていません。米国=密着と中国=牽制はセットの動きになっていますけれど。日中韓首脳会談が今年も中止になった件(韓国大統領府はまだ確定じゃない、と言ってます)は、記事の通りであれば韓国が「開催不可」なのであって、日本の無視のせいじゃないですし。

「収奪論」以外が認められない韓国の話

韓国のある大学サークルが、ウェブマガジンに「植民地収奪論」と「植民地近代化論」を紹介し、今一度「自分自身で考えてみること」を提案した文章を載せました。
内容自体は両論をほぼ中立的な視点で扱っているようです。相当気をつけたんだろうと思います。
が、最後の「まとめ」部分で書き手は「収奪論が本質」「暴力性と強制性で苦痛を受けた」としつつも、ほんの一瞬だけ「収奪論」に偏りすぎた見方に疑問を匂わせています。
併合期は「史上最悪の植民地支配」という認識以外は認められない韓国ではわずかな疑問を差し挟むことすら許されないことです。

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韓国人の対外認識は「天動説」という話

韓国の元外交官が韓国の対外認識を、自分を中心に世界が回る「天動説」に例え、国際社会の一員としては客観的視点(地動説)が必要、と指摘しました。
いちいち最も正論で、客観的視点が大事という点は日本も肝に銘じておく必要があると思います。

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