韓国訪日議員団の「冷遇」主張は狂言だという話

トランプさんと入れ替わりのように28日〜29日に1泊2日で訪日していた韓国議員団が帰国後「このような冷遇は初めて」と連日大騒ぎで報道しています。
でも、これ実はアポ無し訪日なので、当たり前なんですよね。


訪日したのは千正培(チョン・ジョンベ、6選・民主平和党)、兪奇濬(ユ・ギジュン、4選・自由韓国党)、鄭鎭碩(チョン・ジンソク、4選・自由韓国党)、李貞鉉(イ・ジョンヒョン、3選・無所属・元セヌリ党代表)、李貞鉉(イ・ジョンヒョン、国会外交・統一委員長)だそうです。
中央日報の記事では、所属だけでなく歴任の役職も併記され、議員の当選回数が合わせて20選なのに対して、対応した渡邉美樹議員が「初当選」であることに触れ、格が違うことを強調しています。

そしてこのことを兪奇濬(ユ・ギジュン)議員が「これまで公務で日本を7〜8回訪問したが、このような冷遇を受けたのは今回が初めて」と話したそうです。


ですが、この「冷遇」は狂言です。
韓国議員団はアポ無しでいらっしゃっていたため他の議員に会えなかっただけです。
いえ、会いたくなかったのかもしれません。


同じく中央日報の報道に、韓日議員連盟の姜(カン)会長がインタビューで「前もって誰誰に会うというようなことをすべて事前に調整して行くべきだ。それもしないで行って、会ってくれないから冷遇を受けたというのは何が何だか分からない」と答えています。
まあ、この人が本当に言いたいことはどうも「私にでも聞いてくれれば、日本側に会ってほしいと要請したのに」ということらしいんですが、訪日議員団が渡邉議員以外にアポを取らずに来たのは確かなようです。


日本側でも宇都隆史議員がFacebookで次のように述べています。

韓国の議員団が、在日韓国大使館経由で、参議院外交防衛委員会のメンバーとも懇談をしたいと連絡が数日前にあった。しかし、聞くところ外交防衛委員会の渡邊美樹委員長の事務所に直接連絡があったようで、与党筆頭理事の私からは、「正式に大使館から参議院国際部に対し要請があれば受けても良いのではないか。ただし、表面上の友好は期待しないで欲しい。出るからには厳しく辛辣な意見を言わせてもらう」と回答しておいたら、先方から渡邊美樹委員長だけに会うと回答があった、というのが事実。
〜(後略)〜 
宇野 隆史議員のFacebookより2019年5月29日 19:45投稿記事

として、最初にリンクを貼った中央日報の記事へのリンクが貼られていました。

宇野議員は訪日議員団が面談を希望していた外交防衛委員会参議院)の理事です。
少なくとも宇野議員までは話が内々に通っていて、「正式な面談依頼があれば受けても良い。ただし、厳しい話をする」と言われて韓国議員団側が日和っただけというのが真相のようです。


そして「当選1期目」で韓国側から「格下」に見える渡邉議員のみに正式な面談アポを取り訪日、「同委員会の議員3~4人とも面会できるとの期待は外れた」として「冷遇された」と騒いでいます。

ですが、渡邉議員は外交防衛委員会の委員長です。
外交防衛委員会に面談を求めて訪日して、そのトップが出てきたのに何が不満なんでしょうね。
衆議院側は「外務委員会」という名称で若宮健嗣議員が委員長です。
朝鮮日報の報道では、こちらからは面談を「拒否された」ことになっています。


ホント、何しにいらしたんでしょう。
彼らの動きや主張を見ていると、単に日本のそれなりの議員と面談している「」が欲しくて来たように感じられます。

でも相手方が事前に「会うなら厳しい話をするよ」と牽制してきたので作戦を変更して、格下の1人だけに会って「冷遇」「パッシング」と騒ぐことにしたようです。