韓国国内未使用の検査キットがマレーシアで不適切と判定されていた話

まったく別件(完治者が再陽性判定を受けたケース)について調べていて、ちょっと気になるコメントを見つけました。

韓国で開発された高速検査キット(rapid test kit)をマレーシアに提供したらしいのですが、マレーシア版Daily Expressの報道では、この検査キットが「不適切」と評価されたというのです。


4月1日に韓国から提供を受けたキットをマレーシアの保険省でチェックした所、精度は56% に過ぎなかったそうです。マレーシアは少なくとも75%の精度を求めていたため、このキットは不適切と判定されました。(なんかどっかで聞いたような話です)

その後、また別の高速検査キットを受け取っているそうですが、4月12日時点で評価中とされています。


マレーシアは韓国だけではなく、米国からのキットも評価中ですが、高速検査キットで信頼できるものはまだ見つかっていない としています。(ソース


この件に触れていた記事についていた別のコメントによると、問題の高速検査キットは韓国国内では使われていないらしく、国内使用版は精度93%のものだとか。(真偽は不明)


いずれにせよ、検査キットの精度が高く評価されているのに、国内未使用の製品を提供するのは、わざわざ自分で評判にドロを塗るという勿体無いことをしているような気がしてしまいます。
臨床試験を丸投げして時間短縮しようとしたのでしょうか?マレーシアは検査キットの確保に苦心しているようなので、形振り構わず集めているのかもしれませんが…そこらあたりは当局者とどういう話になっていたかによるでしょうね。