米国、WTOパネルとは別の場で日韓に問題解決を促す話

日本の輸出管理強化による3品目の輸出制限について韓国がWTOにパネル(紛争処理小委員会)設置を要請した件ですが、29日に開かれた会合で米国は日本側の主張を支持し、「日本の措置が安全保障を考慮している限り、この問題のWTOによる裁定は不適切」との意見を表明しました。(ソース


これは日本の味方、韓国の敵というよりWTOのルールの問題です。

日本の目的は輸出規制ではなく、安全保障に関わる輸出管理です。
WTOでは安全保障に関わる輸出管理が認められていますから、日本が輸出管理強化を目的としている限り、WTOでの裁定は不適切(WTOの扱う事案ではない)という話になります。


米国はWTOとは別の場で問題を解決するよう要請、それが無理ならWTO事務局長か、第三国による調停を模索すべき、としました。

要するに、「自分たちでなんとかしなさい、子供じゃないんだから」ということです。

ですが、残念なことに韓国にとってこの問題は「日本による報復措置」ということが確定事項です。何言っても通じません。ですから当事国だけで解決するのは難しいでしょうね。