慰安婦合意当時の面談記録公開を巡って韓国外交部が控訴した話

2015年の慰安婦合意当時の外交部とユン・ミヒャンさん(当時挺対協の代表)との面談記録を公開するよう、先月10日に判決が出ました。
が、どうも韓国外交部は控訴する構えのようです。情報公開によって国家の利益を害する恐れがある、としています。
当初もこの事由により内部文書の公開請求を拒否したために起こった訴訟です。


聯合ニュースの記事からです。

外交部「慰安婦関連のユン・ミヒャン面談記録公開』控訴決定(総合)


(前略)

チェ・ヨンサム外交部報道官は2日、定例ブリーフィングで控訴理由について「一審判決内容を検討した結果、情報公開法上非公開情報が含まれていると判断した」と述べた。
外交部は3日までには控訴状を裁判所に提出するものと見られる。

控訴上には一審裁判時と同様に「情報を公開した場合、国家の重大な利益を害する恐れがある」「敏感な外交事案関連資料を公開した場合、波及効果が重大だと予想する」などの控訴理由が含まれるという。

(中略)

裁判所が公開対象に分類した文書は「挺対協代表の面談結果(日本軍慰安婦問題)」と「ユン・ミヒャン代表面談資料」などのタイトルが付けられた4件だ。「ユン・ミヒャン代表面談資料」というタイトルの文書は非公開対象に分類された。

(後略)

聯合ニュース「외교부, '위안부 관련 윤미향 면담기록 공개' 항소 결정(종합)(外交部「慰安婦関連のユン・ミヒャン面談記録公開』控訴決定(総合))」より一部抜粋


慰安婦合意の非公開情報はあっさり公開したのに今回は粘りますね。よっぽどマズイことが書かれているんでしょうか?
合意はしても支給されるお金を拒否すれば形骸化(事実上無効化)できるとか、お金を受け取らないよう(自称)元・慰安婦に働きかけるとか、そんな類の相談でもしていたとか?