今日から一部の地域・国に対して出されていた入国拒否の措置が緩和されます。
この件が報じられた6日、韓国メディアの間で「日本が制限措置を緩和したが韓国は除外された(=韓国への入国拒否措置は続く)」、「欧米メディアは、韓国は世界初となるコロナの風土病化に成功したと認めているのに、日本は真逆の評価をする」...などなど、ちゃんと確認せずに条件反射的に記事化されていたのですが、珍しく(?)聯合ニュースが「それは違う」と報じました。
曰く、「韓国は2年前の2020年11月時点で既に入国拒否措置を解除されており、以降指定されていない」と。
聯合ニュースの記事からです。
[ファクトチェック]日本が外国人入国緩和対象から韓国を除外した?
世界各国がコロナ19パンデミック(世界的な大流行)の影響で閉ざされた扉を徐々に開いている中、日本も外国人に対する入国・検閲緩和に乗り出している。
こうした中、国内の一部マスコミは6日、日本のTBS報道などを引用して、日本が米国や英国、フランスなどの106ヵ国に対する入国拒否措置を8日から解除すると伝え、韓国は今回の措置から除外されたと報じた。入国措置が解除されればこれらの国に直近2週間以内に滞在したとしても日本に入国できる。
国内マスコミの報道だけを見れば、日本が大々的に外国人入国禁止措置を緩和しながらも、韓国は除外したように読める。
このため一部のネチズンは記事へのコメントを通じて反日感情を示し、現政権の「K防疫失敗」のせいにしたりした。
しかし結論から言えば韓国が今回の日本の外国人入国緩和措置から除外されたという報道は事実と異なる。
まず、国内マスコミが引用したものと思われる日本TBS報道には、韓国が今回の措置から除外されたという内容は全く無い。
日本TBSだけでなく、日本経済新聞(日経)、毎日新聞なども関連内容を取り上げながら、韓国を明示しなかった。
現地メディアは今回の措置について、106ヵ国を入国拒否の対象から外しても従来のビザ発給制限措置は続くため、外国人が日本を訪れるのが難しい状況に大きな変化はない、と報じている。
(中略)
日本外務省のHPを確認した結果、日本政府が8日から米国とカナダ、英国、フランス、イタリアなど106ヵ国・地域を入国拒否対象から除外することにしたのは事実だ。
アジアではインド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、フィリピンなどが含まれたが韓国は名簿にない。
このため、一部の国内メディアが日本政府が韓国を入国緩和措置から外したと報じたものと思われる。
しかし、今回の措置以降も依然として入国拒否対象となる56ヵ国のリストを見ると、ロシアやアフガニスタン、イラクなどはあるが韓国はない。
理由は簡単だ。韓国が現在、日本が定めた入国拒否対象国162ヵ国に含まれていないためだ。
(中略 ※パンデミック初期の入国拒否に触れ)
その後、日本政府は2020年11月1日付で韓国に対する入国拒否措置を解除した。
(中略)
外交部関係者は「2020年11月に解除されてからは韓国が追加で入国拒否対象国に指定されたことはないと聞いている」と述べた。
(後略)
聯合ニュース「[팩트체크] 일본이 외국인 입국 완화 대상에서 한국을 제외했다?([ファクトチェック]日本が外国人入国緩和対象から韓国を除外した?)」より一部抜粋
ギャグかな?
日頃から記者も条件反射で日本に噛み付けるネタばかり探しているからこその早合点ですかね。
リストに名前があるかどうかが大事で、そのリストの意味や選定の基準にはさして気を配らない...ホワイト国リストもそんな感じだったんでしょう。