金利アップにより変動金利が影響を受け始めました。
韓国の住宅ローンの変動金利はコフィックスによって決まりますが、銀行連合が17日発表した基準値(9月分)は3.40%と、1年前の1.16%から2.24%も上昇しました。
これにより変動金利を選択していたソウル在住のチョンさん(46)は、昨年10月に3.77%だった金利が今年4月には4.33%に、そして今月6.01%が適用されることになったそうです。
アジア経済の記事からです。
「また上がった?私の利子、一夜にして6%」
ソウルヤンチョン区モク洞に住むチョン・ミンソンさん(46)は18日、メインバンクから来た貸出金利の案内メールを見て目を疑った。携帯電話に示された金利は6.01%。1年前の昨年10月、チョンさんが引越しをする際、住宅担保融資4億5000万ウォンを受けるときは3.77%だった。その時までは元利金は210万ウォン程度だった。変動金利を選択したチョンさんは6ヶ月ごとに新しい金利を通知される。チョンさんは「今年4月に4.33%になったと言われた時も金利上昇期なので仕方ないと思ったが、今日突然6%台に上がったというから信じられない」として「一ヶ月の元利金償金だけで270万ウォンに増えた」と話した。
チョンさんの住宅担保貸出金利がこのように大幅に上がったのはコフィックス(COFIX・資金調達費用指数)上昇のためだ。コフィックスは住宅担保貸出変動金利の基準だが、銀行連合会が17日発表した新規取扱額基準(9月分)は3.40%で、10年2ヶ月ぶりに最高値を記録した。前月より0.44%上昇した。
(中略)
市中銀行の住宅担保貸出変動金利はコフィックス上昇分を正確に反映する。昨年10月に発表されたコフィックスは1.16%だったが、1年ぶりに2.24%上昇し、チョンさんの貸出金利もこの推移に従って同じように上がった。
既存の貸出者だけでなく新規貸出を受けなければならない人たちも雷に打たれた。一夜にして住宅担保貸出金利が急騰したためだ。18日から都市銀行の住宅担保貸出金利は前日より0.44%ポイント上がった。コフィックスの前月比上昇幅の影響をそのまま受けた。
一日で国民銀行は4.65~6.05%→5.09~6.49%、ウリ銀行は5.24~6.04%→5.68~6.48%、NH農協は4.50~5.60%→4,94~6.04%に上昇した。ジョンセ金利も同様に跳ね上がり大部分の銀行で上限が6%を超えた。
(中略)
金融界では「当分、金利引き上げを継続する。最終基準金利3.5%水準と展望する」という韓国銀行のイ・チャンヨン総裁の発言が現実化すれば住宅担保貸出変動金利が7%、固定金利は8%台を見据えると予想する。
アジア経済「"또 올랐다고? 내 이자, 하룻밤 사이에 6%로"(「また上がった?私の利子、一夜にして6%」)」より一部抜粋
変動金利は固定金利に比べて低金利なので日本でも人気です。公的な数字ではありませんが、ある民間企業が取ったアンケートによると48.5%の人が変動金利を選択しているそうです。
韓国ではもっと多くソースは不明ながらJTBCの報道によると93.5%が変動金利とされています。影響もそれだけ大きいです。
記事へのコメントは413件。反応は「良い情報:15 興味深い:28 非常に共感:105 良い分析:6 続報期待:34」です。
「ヨンクルな人が分かっていなければいけません。大幅に下げると売れます。無住宅者がこれまで苦労してきたことを考えれば、現在の下落はなんてことありません。50%以上下落しても数億ウォン残るのに大げさに言う必要はない。金利をもっと上げないとww」(共感1055 非共感281)
「金利が上がれば去年群がった犬たちだけが〇ぬんだ」(共感385 非共感30)
「あ、私は預金金利が上がったという記事かと思った。預金金利も8%に合わせてください...!貸出金利14%を受けて預金金利8%をください...!預金金利8%をくれ~!くれ~!くれ~!」(共感371 非共感70)
「家を持った乞食たちwww」(共感128 非共感45)
不動産価格の高騰で家賃を払うのにも苦労した人たちが居るのは確かなんですけど、ここぞとばかりに憂さを晴らすようなコメントが多い印象です。中には「住宅価格は10倍上がったのが20%下がっただけ」「ガム代にもならない利子で大騒ぎし過ぎ」というようなコメントもありました。さすがに共感は30程度と少ないので極端な意見かと思います。