韓国人女性の国際結婚（再婚）相手としてベトナム人男性が一番多いと聞くと、どう思われますか？
私はちょっと意外でした。でも、記事を読むと「ああ、なるほど」と思えたのでスナック感覚の小ネタとして紹介します。
かつては「日本人」が一番多かったそうです。日本でも、21年の調査ですが、日本人女性の国際結婚相手として最も多かったのは「韓国・北朝鮮」国籍者（1879件）でした。日本のデータでは初婚か再婚か分かりませんが、いずれにせよ地理的にも外見的にも近いですからね、納得です。
それが20年ほどの間に韓国人女性の再婚相手としてベトナム人男性人気が急上昇したようです。なぜなのでしょう？
カギは「女性」の「再婚」という所です。韓国人男性と結婚し、韓国籍を取得した女性が離婚。その後、ベトナム人男性と再婚するというケースが急増しているとのこと。
SBS Bizの記事からです。
韓国人女性「国際再婚」1位はベトナムの男···統計に隠された事情
（前略）
統計庁の資料によると、2022年に韓国人女性が再婚した外国人夫の国籍1位がベトナムでした。
集計を始めた1993年から2003年まで、韓国人女性が国際再婚する相手の男性の国籍の中で、地理的に近い日本が一番多かったです。
（中略）
その当時はベトナム人男性は2人に過ぎなかったのですが、20年ぶりに最も多くなりました。
順位が変わった理由について統計庁の関係者は、もともとベトナム国籍を持つ女性が韓国人男性と結婚し、帰化して韓国国籍を取得したあとに離婚し、その後ベトナム人男性と再婚するケースが多いものとみられると推定しました。
実際、2022年にベトナム人男性と再婚した韓国人女性556人のうち482人が帰化韓国人で、このうち480人の元の国籍がベトナムであることが分かりました。
SBS Biz「韓여성 '국제 재혼' 1위는 베트남 男…통계에 숨은 사연（韓国人女性「国際再婚」1位はベトナムの男···統計に隠された事情）」より一部抜粋
日本の場合、男女でお相手の国籍の傾向が分かれてて面白いです。
「韓国・北朝鮮」籍は男女とも多いです。日本人女性‐韓国・北朝鮮籍男性は1位（1879件）、日本人男性‐韓国・北朝鮮籍女性は2位（4113件）でした。
一方、日本人男性はお相手が中国籍女性（12733件）が圧倒的1位なのに対し、日本人女性がお相手に中国人男性を選ぶケースは3位（986件）しかありません。
お相手がフィリピン国籍の場合はもっと顕著で、日本人男性‐フィリピン籍女性が2位（5755件）なのに対し、日本人女性‐フィリピン籍男性は6位（156件）です。（つまり韓国で起こっているような、国籍取得後に離婚して本命？と再婚のようなことは起こってない？）
ちなみに、日本人女性の2位は米国籍（1453件）でした。
