上半期の法人税、徴収進度歴代最低…頼りは半導体企業の中間予納という話

韓国の法人税収がショートしています。

法人税は昨年の実績を元に徴収されますが、予想では今年の法人税は77兆7000億ウォンとなっていました。
しかし、上半期の時点で実際に徴収された法人税は30兆7000億ウォンで、今年の予想額の39.5%水準に過ぎません。昨年同期比16兆1000億ウォン減(-34.4%)です。

 



朝鮮Bizの記事からです。

「税収パンク主犯」法人税進度率「歴代最低」...「半導体大手企業の中間予納にかかっている」


(前略)

4日、企画財政部(財政部)によると、今年6月基準の法人税の進度率は39.5%だ。これは今年1年間徴収されると予想した法人税収入77兆7000億ウォンの40%程度である30兆7000億ウォンを上半期に徴収したという意味だ。

通常、法人税は昨年の実績を土台に出す3~5月に60%ほど徴収される。下半期の収入は約40%を占める。

(中略)

法人税収入を挽回する機会はまだ残っている。今月、法人税の中間予納シーズンが始まり、12月決算法人(51万7000個)は来月2日までに法人税の中間予納税額を申告・納付しなければならない。

中間予納は今年分の税額の一部をあらかじめ払う制度だ。企業は昨年の算出税額の半分を払うか、今年上半期の実績を仮決算した税額の中から選ぶことができる。ただ、昨年に営業赤字を出した企業は必ず今年上半期に仮決算税額として払わなければならない。昨年の算出税額である「0ウォン」が中間予納でも続くことを防止しようとする措置だ。

政府は8月の中間予納を基点に法人税収入が小幅回復するものと見ている。昨年の営業赤字で3月に一銭も払えなかったサムスン電子、SKハイニックスなど半導体大企業が中間予納では改善された上半期実績を土台に仮決算した税金を納付するものと推定されるという点からだ。

(後略)



朝鮮Biz「‘세수펑크 주범’ 법인세 진도율 ‘역대 최저’... “반도체 대기업 중간예납에 달려”(「税収パンク主犯」法人税進度率「歴代最低」...「半導体大手企業の中間予納にかかっている」)」より一部抜粋

色々書いてありますが、結局のところ「半導体頼り」です。

ちなみに、中央日報の記事によると、地方税収も落ち込んでいて、全国17の地方自治体のうち10カ所が昨年の水準に届いていません。金額にして10兆ウォンのショートです。
国税全体で見ると進度率は45.9%で昨年(44.6%)より小幅高となっています。