韓銀本館の伊藤博文直筆「定礎」、撤去か否かを世論調査する話

韓国銀行本館の建物は史跡第280号に指定されています。1912年に朝鮮銀行本店として竣工し、1950年に韓国銀行本館となり、現在は貨幣博物館となっています。

ここの定礎は伊藤博文直筆の書を元に作られています。以前からこの指摘はありましたが、文化財庁が初めて公式に認めたのはほんの一月ほど前のことです。
伊藤博文直筆と確認されたからには「日帝残滓」として精算の対象になります。
が、一応文化財の一部なので勝手にやって文化財毀損の批判が起こると困る、ということで世論調査をするらしいです。

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「日本海」表記の話

国際水路機関(IHO)のオンライン総会で、今日の朝方、「日本海」の単独表記が維持される方針が一応決まったようです。
今後、デジタル版では全世界の海と海洋が数字で識別される方針も暫定的ではあるものの、ほぼ決まったみたいです。

これについて、韓国の外交部が「日本海表記の標準としての地位が格下げされた」という趣旨の発言をしています。

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外交部パッシングは外相が「女」だから?な話

「韓国外交部パッシング」疑惑(?)について、外交部が事実と異なると反論しています。
一方で、外相が「女だからだ」という主張の報道がありました。
カン・ギョンファさんの発言を拡大解釈して、自分が「女」であることも原因の一旦かもしれない、と考えているに違いない的な記事です。ちょっとコジ付けっぽです。

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外交部パッシングの話

先日、「菅・ムン宣言しようぜ」と提案してきたパク・チウォン国家情報院長ですが、彼の訪日や宣言の提案などについて、韓国外交部との事前協議は行われていなかったそうです。

外交部パッシングとか言っていますが、そんな可愛い話ではありません。パク某個人の主導で物事を進められると政権が変わって都合が悪くなればまた「前の人がやったこと」として引っ繰り返されて終わりです。
…まあ、慰安婦合意の前例がありますから、外交部が入っていても同じかもしれませんけれども。

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日本政府内の日韓対話に否定的な空気感の話

韓国の高官や議員連が相次いで訪日しています。
具体的な進展は何もないのですけれど、読売新聞の報道を引用する形で「徴用問題が解決しなければ日中韓首脳会談不参加」の話がまた持ち上がっています。

この報道だけでは「日本が焦っている」とも「韓国が焦っている」とも言っていません。
ちゃんと読むと、日本政府内に最近の日韓対話に否定的な空気が流れている、それは韓国側が中身のある話を持ってこないからだ、と読める内容にはなっています。


年内解決はほぼ絶望的ですね。このままでは不参加になるんでしょうが、私はこれだけ言っておいて直前になって結局参加する、となると日本にとってマイナス効果しか無いので不参加で全く構わないと思っていますが、どうですか?

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「とりあえず会おう、会えばなんとかなる」と思っている話

韓国の与党、共に民主党の代表のイ・ナギョン氏が「日本と無条件で会おう」と言い出しているそうです。
とりあえず会おう、とする様が昨日の文在寅・菅宣言とも重なります。形式・見た目重視でとりあえず会えばなんとかなる、と思っているのでしょうか。
ご存知のように首脳会談はボトムアップ形式で行われます。
会談前に実務者レベルで議題や懸案事項について協議を行っておき、首脳陣は会って挨拶、必要があれば最終調整や共同記者会見、調印等々を行うだけです。
見栄えがするのでインパクトはありますが、大事なのは準備段階です。今の日韓はこの準備が出来ていない状態なのに、いきなり首脳会談をしたところで「こんにちは」以外に話すことなんて無いですよねぇ…。

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共同宣言の話

文在寅・菅宣言」とか、よく分からないものが出てきました。9日に訪日したパク・チウォン国情報院長が菅首相に会って提案したとか。
内容についてはよく分かっていないのですが、具体的ではなかった、として日本側は難色を示したそうです。
恐らく、1998年の日韓共同宣言と似たようなものと思われます。
ただそうすると、98年の日韓共同宣言は65年の基本条約をベースとした友好協力関係を再確認することを根幹にしているので、基本条約を蔑ろにされている現状で、日本側が受けれられるわけがありません。

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