オーストラリアでは、昨年10月に新たな偽造防止対策が施された新50豪ドル紙幣が発行されました。
ですが、発行から7ヶ月経って誤植が見つかったそうです。
誤植が見つかったのは、オーストラリア初の女性議員エディス・コーワン女史が印刷された50豪ドルです。
問題の箇所は、彼女の右肩の辺りです。
遠目には芝生のように見えますが、拡大すると文章になっています。
この文章は、コーワン女史の演説の内容だそうです。
女性議員がお一人だったそうで、そのことを「とても大きな責任」と表現されました。


少し見づらいですが赤く囲んだ箇所です。
「IT IS A GREAT RESPONSIBILTY」と書いてあります。
本来なら「IT IS A GREAT RESPONSIBILITY」が正しいスペルです。
虫眼鏡を使わないと見えないような文字だったため発見が遅れたようです。
日本の紙幣だと、背景に紛れるように印刷されている額面の桁数が間違っていた、というような感じでしょうか。
新たに印刷されるものから誤植は訂正されるそうです。
もちろん、誤植の紙幣もそのまま使用可能です。
実害が無いとはいえ、正直恥ずかしいミスですね。
今の所、日本で紙幣の誤植騒動というのは聞いたことがありませんが、2024年に新紙幣への移行が控えています。
万が一のことがないよう十分注意して頂きたいです。