2020年は「対話と外交」を重視?の話

もう今日寝たらお正月です。

来年の目標(方針)は決まりましたか?
私は年末あたりから高地ヴァリリア語(架空言語)を勉強し始めましたので、とりあえず一通りの学習を進めることを目標の一つにしようと思います。それと筋トレ。(今年かなりサボったので…)

あと2つくらい目標を持ちたいところですが、やりたい事は数あれど「やらないこと」を決めるのがとても難しいです。


さて、北朝鮮の方では4日間に渡って朝鮮労働党中央委員会の総会が行われていました。
今後の方針を指示する大事な会議です。4日間というのは異例の長さなのだそうです。

韓国の専門家は「対話と外交を重視した」と分析したようですが…はてさて。


ファイナンシャルニュースの記事からです。

4日間「新しい道」準備...武力より「対話と外交」を選択する模様[イシュー分析]


北朝鮮の「新しい道」を決定する朝鮮労働党中央委員会が12月31日、事実上締めくくられ、専門家グループは北朝鮮が核武力増強などを含む強硬路線よりは、経済に比重を置いて対話と外交戦を通じたアプローチを選ぶとの見通しだ。

今回の総会では、国家建設、経済発展、武力建設など4つのカテゴリで10のトピックが議論され、決定書草案作業に入ったことが分かった。

(中略)

具体的には、経済事業体系と秩序整頓、自主権・安全保障のための攻撃的な政治外交と軍事的対応措置の準備、反社会主義・非社会主義闘争の強化などを注文した。

金委員長は報告を終えて「革命の最後の勝利のために、偉大な人民を豊かにするために、わが党は再び困難と長い闘争を決意した」とし「社会主義強国建設の抱負と理想を実現するための勝利の進撃路を力強く開いていく」と強調した。

(中略)

ホン・ミン統一研究院北韓研究室長は「30日の会議で『長い闘争』という表現が出て長期戦を決意した」とし「新しい道を行くことがとても不確実で難しいので、内部的に道徳規律、経済的規律などを強調したと思われる」と分析した。

キム・ドンヨプ慶南大極東問題研究所教授は「今回の総会の目に見える部分は経済部分であり、武力が言及された部分は10個の項目の中で0.5項目」とし「金委員長は、社会主義建設という大きな枠組みで大きな画を描きながらも、来年は厳しく重要なため詳細に指示したようだ」と説明した。

専門家たちは、北韓の新たな道は武力ではなく、対話と外交が優先されるものと予想した。

ホン・ミン室長は「29日の会議で『自主権・安全保障のための積極的かつ攻撃的な措置』という言葉が出たが、30日にはその前に『政治外交』という言葉が入った」とし「相手がどのようにするかによって対応する、という論理に近く、一応、政治外交に重きを置くということ」と強調した。

(後略)

ファイナンシャルニュース「나흘동안 ‘새로운 길’ 준비… 무력보다 ‘대화와 외교’ 택할듯[이슈 분석](4日間「新しい道」準備...武力より「対話と外交」を選択する模様[イシュー分析])」より


ずいぶん楽観的な意見ですね。
対話と外交に重点を置いたとしても、核開発が凍結されるわけではないのに…。

クリスマスプレゼント予告のあたりから、北朝鮮の対米政策の転換を示唆したもの(根拠不明)という希望的観測が広まっていましたから、対話と外交重視の政策転換という「結論ありき」で見ているのかもしれません。

さすがにコメント欄でも記事に否定的な意見が多くありました。


強硬論が出てこなかったのは、今年は米国が構ってくれなさそうだからだと思います。

2020年には米国の大統領選挙があります。
トランプさんはもちろん二期目を狙っていくのでしょうが、弾劾スキャンダルなどもありますし、今の所どうなるか分かりません。

北朝鮮としてもこのままトランプ政権と交渉を続けるのか、次の新たな政権と交渉を行うべきか、見極めが必要なため様子見をするのではないでしょうか。