日本の防疫が「自粛」「要請」なのは戦争のトラウマから、という話

言うまでも無いと思いますけれども、日本下げ、韓国上げの記事です。
必殺「日本人がこう言ったからそうだ!」。

なんというか…K防疫の正当性をアピールするのに必死(?)感を感じましたが…みなさんはどうでしょう?


ファイナンシャルニュースの記事からです。

「日本国民は国家権力を信じられない...従順なイメージは固定観念、政府も防疫時に命令の代わりに要請」


日本国内の知韓派学者である奥薗秀樹静岡県立教授は7日、「今回のコロナ19事態で、日韓両国の国民が国家の個人情報の取得について全く異なる様相があらわれている。これは過去の歴史の経験に関わっている側面がある」と診断した。

奥薗教授は本誌の電話インタビューで「よく日本の国民は国家に無条件に従うという一種の固定観念があるが、(現在の)日本国民は全体主義の悪い記憶を持っている」と述べた。彼は「過去『お国のために』というスローガンのもと、無条件に従った結果が太平洋戦争の敗北であり、このような歴史経験から今でも決して開放されていない部分がある」とし「これは世代が変わっても簡単には消えない」と明らかにした。
韓国の住民登録番号書と同じようなマイナンバー(個人番号)制度について、まだ抵抗感を持つことも過去の経験に繋がっていると見ることが出来るというものである。

彼は日本政府と国民とのコミュニケーション方法に注目してみる必要があるとした。今回のコロナ拡散事態の時「強制と命令」の代わりに「要請」の形を見せた。そうなれば社会の中で「私たちは自制しなければならないのか」、「受け入れられる」雰囲気が形成される特性があるということだ。

(中略)

彼は韓国社会に対しては「国民が緊急時に自然に団結しようとする特性があるようだ」とした。また「過去の国際通貨基金IMF)の救済時の金集め運動のようなものは日本ではありえないことだ」と付け加えた。奥薗教授は「視野が異なる順にある」と前置きした上で「コロナ防疫を目的とするが、政府がコロナ確定者の携帯電話の通信記録、位置情報、クレジットカードの使用履歴を利用できるということは、日本から見たときには受け入れがたい部分」と述べた。
(中略)
また、「徹底したコロナ検査、隔離、追跡監視システムという防疫システムにジョン・ウンギョン疾病管理本部の中央防疫対策本部長の「丁寧な説明」が付いて、政府の信頼感をもたせた」と付け加えた。

ファイナンシャルニュース「"일본국민 국가권력 믿지 못해.. 순종적인 이미지는 고정관념, 정부도 방역때 명령 대신 요청"(「日本国民は国家権力を信じられない...従順なイメージは固定観念、政府も防疫時に命令の代わりに要請」)」より一部抜粋


つまり…

「日本が命令も強制もなくコロナ事態に対応できているのは『同調圧力』でしかない。命令されると反発するからだ。一方、韓国は国民が自然と『一致団結』して乗り切った。政府への信頼感のお陰」

と、こんな感じでしょうか。

同調圧力」も「一致団結」も見方を変えれば同じものですけどね、ポジティブに捉えるかネガティブに表現するかだけの差です。


戦争時の教訓、といった論調は日本のメディアでもあります。
が、それ以前に「憲法違反だからできない」これが最大の理由です。

韓国で行われた措置は、記事では「丁寧な説明により理解を得られた」としていますけれども、そのまま日本で実施しようとすれば、病気をうつすことを「他者に危害加える行為」と規定して、感染確定者と感染予備群(濃厚接触者)を「他者に危害を与えうる者」とするような法整備を行わないといけないことになります。

憲法の恣意的解釈というレベルを越えて、もうメチャクチャですし、私からすれば韓国は「仕方ない」でこうした考え方がまかり通る国ということです。

非常事態にどれだけ個人の人権が尊重されるかが成熟した社会のモノサシの一つになると私は考えます。


当初、韓国防疫をたびたび報じていた欧米メディアがその詳細を報じなくなったのも、ここが原因だと思います。欧米人は一般的に自分の権利の主張に積極的ですから、効果があったとしても大半の人には受け入れられないと思います。