勝手に台風進路の予報的中競争をしている話

台風の進路のみならず、たびたび「予報」が外れることから韓国では天気予報の精度を疑問視するような声が上がることが多いようで、韓国気象台の予報ではなく、米国や日本の予報を気にしている人がそれなりにいるようです。


今回の台風9号についても、日米韓の3カ国で若干予想進路の違いがありました。
そのことで「一体どこが当たっているのか」という記事があがっています。
気にするのはそこなの?と思えてしまうのですけれども…もっと他に気にすることは無かったんでしょうか?


中央日報の記事からです。

韓・米・日その他の「メイサーク」移動経路、どこが当たるか


(前略)

気象庁はメイサークが2日夜、済州島の東の海上を通って翌日3日未明に慶尚南道海岸に上陸し、東地方を経て同日朝、東海中部海上に抜けていくと分析した。以後台風は北朝鮮に再度上陸した後、中国清津の北西陸上に上がって次第に消滅すると予想した。

(中略)

しかし、米国、日本など海外の主要記章関連期間は気象庁よりメイサークが若干西寄りに移動すると予想した。

米国の台風警報センター(JTWC)が1日午前9時(現地時間)に発表したメイサークの予想移動経路を見ると、麗水と南海の間に入ってくるものとされている。
JTWCはその後、メイサークが韓国中央を貫いて中国に上がると予想した。

(中略)

また、日本の気象庁はこの日午前9時時点の予報でメイサークが全南と慶南の間に入って東海岸に抜けていく経路を予想した。韓国気象庁とJTWC予測の中間あたりとなる。

(後略)

メディア名「한·미·일 다른 '마이삭' 이동경로, 어디가 맞을까(韓・米・日その他の「メイサーク」移動経路、どこが当たるか)」より一部抜粋


「メイサーク(Maysak)」は台風9号の国際名称です。カンボジア語です。


以下は、それぞれが発表している台風の予想進路の画像です。


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左:韓国  中央:米国  右:日本


正直、進路予想はあくまで「予想」でしかなく、多少外れていても進路上の周囲は大きな被害が出るものと予想されますから、「合ってるかどうか」は二の次だと思うんですけど。90度違う、とかならともなくね。