育成ゲーだと思ったら微エロゲーだった話

台湾のデベロッパ会社が開発したモバイルゲームが韓国でサービス開始されたのですが、お子様を育てるゲーム(育成ゲーム)だと思いきや、実はお子様を性的対象にした大人向けゲームだったことが発覚し、非難殺到しているそうです。


消費者経済新聞の記事からです。

育成ゲームで宣伝したが実情は大人のゲーム...「子供たちプリンセス*1」扇情性の波紋


育児ゲームと広告されたモバイルゲームが女の子を性的対象として扱うアダルトゲームだったことが分かり激しい非難を浴びている。

子供たちプリンセスは先月17日、台湾のゲーム会社INVゲームズが開発し、インプラウェオが発売した新作モバイルゲームである。このゲームはプレイヤーが父親となって精霊の世界の女王の娘オルレアと共に精霊を収集し、汚染された世界を浄化するという内容で、発表前に人気ガールズグループ歌手IOIのメンバーのキム・ソエが「娘を育ててみた」と登場する広告で話題を集めた。しかし正式発売以降、公式の紹介やTV広告とは異なり、登場する女の子キャラクターを性的対象として表示する場面が多くあるゲームだと明らかになった。

(中略)

この事実が知られると、GoogleプレイとAppleApp Storeなどのゲームレビューでは「小児性愛のためのゲームなのか」、「教育するゲームであると思ったが、目の置き場が分からない」、「扇情的で広告と違う」などの批判が溢れている。ゲーム運営スタッフが論争の初期に「キャラクターは人間ではなく、精霊の世界の人物に年齢の設定はない」と釈明したが、より大きな批判を受けた。

(中略)

国内発売前の事前予約者数は90万人で多くの期待を集めた。

消費者経済新聞「육아게임으로 광고했는데 실상은 성인게임…'아이들프린세스' 선정성 논란(育成ゲームで宣伝したが実情は大人のゲーム...「子供ぷりせんせす」扇情性の波紋)」より一部抜粋


ちなみに15禁です。
絵柄と「子供を育成」、「15禁」という時点でお察し出来そうなもんですけどね…。


f:id:Ebiss:20201006185011p:plain


f:id:Ebiss:20201006185022p:plain


開発会社の人がHP上で謝罪し、新たに18禁としてサービス再開の予定ですけれど、それはそれで「小児性愛は犯罪」、「大人が楽しむのはむしろ問題」との非難が続いているそうです。


来年には日本向けサービスも予定されていて、上の画像の2枚目は日本向けサービスのHPのものだそうです。名称は「あいどるプリンセス」になるみたいですね。韓国語の「子供たち」を「아이들(アイドゥル)」というので、そのままでもソレっぽくなるからでしょうか。

育成ゲームとしての面白さはどんなものか分かりませんが、「育成」自体はオマケ要素かもしれません。純粋な育成ゲー好きの人は注意した方が良いかもしれませんよ。


まあ、純粋に育成ゲームが楽しみたくて始めた人には災難だったかもしれませんね。

でも正直、この絵柄で「子供育成ゲーム」という時点でかなり「倒錯的」な匂いがします。
事前予約90万人突破するんだから、みんな同じ穴の狢では?
分かってたんじゃないの?期待してたんじゃないの?と思うんですけど、どうです?


*1:原文「아이들 프린세스」