韓国の対日依存度変わらず、の話

韓国さん曰く「日本の輸出規制」以降、素材・部品分野での脱・日本と掲げて国産化の動きが活発です。活発なはずです。一時期、頻繁に題名に「国産化」を謳った記事が出ていました。(最近は落ち着いていますが)

ところが、昨年の日本からの素材・部品の輸入額が減っていないどころか逆に微増していたことが分かりました。
金額ベースのデータで見た限りでは国産化の効果が全く見えてきません。


デジタルタイムズの記事からです。

「ノージャパン」にも素材・部品の日本依存度「横ばい」


2019年7月、日本の輸出規制以後、政府が素材・部品分野で対日輸入依存度を下げるために総力を傾けているが、事実上足踏み状態であることが分かった。

23日、産業通商資源部の「素材・部品総合情報網」によると、昨年の国内の素材・部品輸入額計1678億ドルのうち、日本製品は267億9000万ドルで16.0%を占めた。19年の15.8%と比べ、小幅に上昇した数値だ。
素材・部品分野の対日貿易赤字も2019年の141億5000万ドルから、昨年153億7000万ドルに拡大した。
日本からの輸入額は0.8%減少したが、我々が日本へ輸出した金額も11.2%急減し、貿易赤字は拡大した。

細部品目別に見ると、日本製電子部品の輸入額は計66億ドルと、前年より8.9%伸びた。
電子部品のうちメモリー半導体、デジタル集積回路半導体などの輸入は9.9%減少したが、ダイオードトランジスタ、その他の半導体素子などは10.0%増えた。

(後略)

デジタルタイムズ노 재팬에도 소재·부품 일본 의존도 제자리걸음(「ノージャパン」にも素材・部品の日本依存度「横ばい」)」より一部抜粋


依存度が減らせていない、とか国産化が上手くいってない、とかは結構どうでも良くてですね。韓国さんが「輸出規制」と言って散々騒いでいたのは一体何だったの?って話しです。
「輸出規制」が本当なら素材・部品の輸入が増えているというのは矛盾します。
つまり手続きさえちゃんと踏めば日本からの輸出は変わらず行われているわけで、「輸出規制」なんてものは幻想なわけです。

きっと「脱・日本」って言えば予算が付くんでしょうね。