5年間で家計向け融資が約2倍に...特に2030代のジョンセ金増加率が280%増で最大という話

2017年と2022年6月末の家計負債を比較したところ、2017年が710兆9000億ウォンで2022年6月末が1102兆ウォンと、約55%増加していたとのレポートが提出されました。
世代別に見ると20、30代の増加率が最大でした。
特にジョンセ金で貸出を受けたケースが280%増で、金額も26兆ウォンから99兆3000ウォンと大幅増となっているとのことです。

 



韓国経済の記事からです。

生活がボロボロになった20、30代...5年で家計向け融資が2倍に増えた


20、30代の家計貸出がこの5年で約2倍に増加したことが分かった。

社会的企業エデュマネーが24日、国会事務所に提出した「家計負債危険性管理のための立法および政策課題研究報告書」によると、金融圏全体の家計貸出増加率は2017年の710兆9000億ウォンから2022年6月末基準では1102兆ウォンで5年6ヵ月で55%増加した。同期間に20、30代の増加率は96%で最も大幅だった。20、30代の借金が全体家計負債に占める割合も同期間に28%から35%に拡大した。

(中略)

20、30代の金融圏貸出の中でジョンセ金貸し出しの増加率は5年6ヵ月で280%であり2017年の26兆ウォンから2022年6月末に99兆3000億ウォンに増加した。全体ジョンセ金貸出173兆ウォンで20、30代の比重は57%である99兆3000億ウォンで、2017年全体のうち50%の比重からさらに拡大した。

特に銀行圏のジョンセ金貸出増加で20、30代の増加率は296%で5年6ヵ月間に73兆4000億ウォン増加した。銀行圏のジョンセ金貸出全体残高で20、30代が占める割合は58.1%で金融圏全体比重の57%を上回った。

(中略)

与信専門金融会社を通じたジョンセ金貸出の増加は20、30代より40、50代が深刻な水準だった。20、30代の与信専門金融会社のジョンセ金貸出増加率は227%、40、50代は296.5%、60歳以上は459.7%だった。

(中略)

与信専門金融会社のジョンセ金融資は二次融資と推定された。40、50代が銀行圏のジョンセ保証金の貸出限度である80%以上を与信専門金融会社を通じ追加貸出を利用したものと推定された。

(中略)

貯蓄銀行の信用貸出増加率は銀行圏より深刻な162.5%だった。2022年6月末基準で40、50代の信用貸出残高を追い越して貯蓄銀行信用貸出残額総額の36%である9兆3929億ウォンだった。金融圏の住宅担保貸出増加率もまた全世帯増加率が2017年と比べ、2022年6月末に514兆ウォンで5年6ヵ月で34%増加したことと比較して20、30代の住宅担保貸出残額増加は66%だった。銀行圏の住宅担保融資を利用している20、30代1人当たりの融資は1億3000万ウォン、40、50世代の1億2900万ウォンを上回った。



韓国経済「삶 팍팍해진 2030…5년 만에 가계대출 두배로 뛰었다(生活がボロボロになった20、30代...5年で家計向け融資が2倍に増えた)」より一部抜粋

読みにくい(特に後半)記事ですが、与信専門金融会社...いわゆる消費者金融ですね、ここ以外の金融圏において20・30代への融資が他世代に比べ多くなっているということです。
5年という期間はちょうどムン政権下でのマンション価格急騰時期と重なります。「乗るしかない、このビッグウェーブに」とばかりに不動産投資に熱中した人たちが居る一方で、高騰するジョンセ金の余波を受けた人たちの影です。
そして今、大絶賛進行中の事態として、ジョンセ金が戻ってこない可能性が高い「ジョンセ詐欺」や「乞食ジョンセ」などの社会問題が表面化してきています。

また、個人的に消費者金融で借りている40・50代が増えているというのもかなり気になります。銀行融資だけでは足りなかった可能性のある人たちですから、それだけ「無理な」融資を受けているという意味になると予想します。