昨日のイ・ジェミョンさんの逮捕同意案について、韓国の世論調査会社韓国ギャラップが緊急で世論調査を実施しました。
「正当な捜査手続き」との回答が46%、「不当な政治弾圧」という回答が37%です。
ペンアンドマイクの記事からです。
［世論調査］イ・ジェミョン検察拘束令状請求「正当」46% vs 「不当」37%
共に民主党のイ・ジェミョン代表に対する逮捕同意案が21日、国会で可決されたことにより、イ・ジェミョン代表は26日、裁判所の拘束令状実質審査を受けることになった。
（中略）
世論調査専門機関である韓国ギャラップが19日から21日まで全国の満18歳以上の成人男女1,001人を対象にアンケートを行った結果、民主党のイ・ジェミョン代表に対する拘束令状請求に対して「正当な捜査手続き」という回答は46%だった反面、「不当な政治弾圧」という回答は37%と集計された。
民主党のイ・ジェミョン代表に対する検察の拘束令状請求が「正当だ」と見る肯定世論が誤差範囲外で反対世論を上回った結果であるい「分からない、または答えたくない」と答えた回答率は17%と現れた。
これに対して「正当な捜査手続き」という主張に対して、国民の力支持層と保守性向層はそれぞれ86%、74%が共感を示した。反面、「不当な政治弾圧」という主張に対しては共に民主党支持層および進歩性向層などでそれぞれ72%、60%の共感を得た。
（中略）
年代別に見ると40代と50代を除いたすべての年齢層でイ・ジェミョン代表の検察拘束令状請求に対して「正当な捜査手続き」という回答率数値が高いことが分かった。60代と70代以上では肯定回答がそれぞれ53%、62%と集計され半分を超え、40代と50代では「不当な政治弾圧」との回答がそれぞれ51%、53%と現れた。
（後略）
ペンアンドマイク「[여론조사] 이재명 檢 구속영장 청구 '정당' 46% vs '부당' 37%（［世論調査］イ・ジェミョン検察拘束令状請求「正当」46% vs 「不当」37%）」より一部抜粋
確かに誤差範囲外ではありますけども、真逆の意見で46%と37%と考えると世論が真っ二つに割れている根深い対立構造が伺えます。
リンク先の記事に回答の詳細が載っているのですが、回答者の支持政党は国民の力339名、共に民主党320名でほぼ半々です。
支持政党別に見ると「正当な捜査手続き」との回答は国民の力支持者が86%、共に民主党支持者が17%。「不当な政治弾圧」との回答は国民の力支持者が6％、共に民主党支持者が72%となります。
昨日の逮捕同意案の票決には入院中のイ・ジェミョンさん以外の共に民主党議員は「全員参加」（167名）のはずです。聯合ニュースの推定だと逮捕同意案に賛成したのが29名でしたので約17%です。偶然でしょうか、「正当な捜査手続き」と回答した共に民主党支持者の回答率とほぼ一致しますね。
