韓国企業の負債が急速に膨らんでいます。
GDP対比の負債率を比較した時、第2四半期と第3四半期では、第2四半期120.9%→第三四半期126.1%と1四半期で5.2%の上昇と集計されました。この増加幅は調査対象国34ヵ国中2番目の大きさです。
世界日報の記事からです。
急速に増える韓国企業の借金...第3四半期のGDP対比非金融企業の負債比率5.2%p↑
（前略）
19日、国際金融協会（IIF）の世界債務（Global Debt）最新報告書によると、今年第3四半期基準で国際総生産（GDP）対比非金融企業負債率は126.1%と集計された。調査対象（世界34ヵ国、ユーロ地域は単一統計）のうち、この割合が韓国を上回るケースは香港（267.9%）と中国（166.9%）だけだった。
第3四半期の韓国のGDP対比非金融企業負債率は直前の四半期（120.9%）より5.2%ポイントも上昇した。この増加幅はマレーシア（28.6%ポイント）に続き、調査対象国のうち2位の水準だ。
IIFが集計した非金融企業負債比率を昨年の韓国の年間名目GDP（2161兆7739億ウォン）と比較すれば韓国企業負債規模は約2726兆ウォン水準と推算される。最近集計された今年の第2四半期名目GDPと直前の3四半期（2022年第3四半期～2023年第1四半期）の名目GDPと合わせた金額（2180兆9065億ウォン）と比べると約2750兆ウォン水準と推定される。
実際、韓国企業負債は最近、急速に増えている。韓国銀行によると韓国の企業信用（貸出・債券・政府融資）規模は2019年第1四半期（1847兆6000億ウォン）の1800兆ウォン台から2020年第1四半期（2015兆8000億ウォン）に2000兆ウォン台に上昇し、以後着実に増え、昨年第4四半期（2616兆8000億ウォン）に2600兆ウォン台、今年第2四半期（暫定・2705兆8000億ウォン）に2700兆ウォン台を記録した。
（中略）
IIFは韓国を含め、主要17ヵ国の企業不渡り増加率（今年に入って10月まで・前年同期比）も比較したが、韓国は約40%で、オランダ（約60%）に次いで2位に上がった。比較調査対象国は韓国、米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、フィンランド、ベルギー、スペイン、スウェーデン、デンマーク、トルコ、カナダ、日本、オーストラリア、シンガポール、南アフリカ共和国だった。
韓国政府部門の負債のGDP対比比率（48.9%）は調査対象国の中で22位で中下位水準だった。
（中略）
ただ、韓国政府負債の増加速度はかなり早いことが分かった。1年前の昨年第3四半期（44.2%）に比べて増加幅は4.7%ポイントで、香港（23.3%ポイント）、アルゼンチン（8.1%ポイント）、中国（7.1%ポイント）に次いで4番目に大きかった。
世界日報「빠르게 불어나는 韓 기업 빚…3분기 GDP 대비 비금융 기업 부채 비율 5.2%p↑（急速に増える韓国企業の借金...第3四半期のGDP対比非金融企業の負債比率5.2%p↑）」より一部抜粋
省略しましたけれど、記事中には家計負債についてもチラっと触れています。第3四半期基準で100.2%（GDP比）。家計負債が80%を超えている場合、短期成長率が下がるという分析があります。調査対象国内で家計負債が80%を超えているのは韓国（100.2%）、香港（95.2%）、タイ（91.5%）だけだったとのこと。
何度も同じことを開智えますが、政府・企業・家計...全ての債務が急速に増えているのは韓国だけです。
