日本政府が2030万博候補地として釜山支持の方針を固めたらしい話

日本政府が2030年の万博開催地として釜山を支持する方針を固めたとのことです。情報ソースは読売新聞ですが、報道では「どこから」出た話なのか書かれていません。
読売の報道によると「日本政府関係者」の話として、9月のG20の時に岸田さんがユンさんに非公式に支持する旨を伝えていたらしいのです。(当時、韓国メディアが似たような報道を出していましたが官房長官は質疑で「回答は差し控える」してます)

投票は今月28日に匿名投票で行われます。なんでわざわざ事前に漏らしたのでしょうね?
ユンさんが24日に改めて各国に支持を求めたらしいので、それに答える形で報道されたのかもしれませんけれど、なんでわざわざ?と思ってしまいます。よく分かりません。

 



MBCの記事からです。

読売新聞「日本政府、2030エキスポ開催地に釜山支持の方針固め」


読売新聞が報じたところによりますと、日本政府が2030年世界博覧会エキスポを釜山に誘致しようとする韓国政府を支持する方針を固めたということです。

日本政府内では中東との関係を重視してサウジアラビアのリヤドを開催地として支持する声も強かったのですが、ユン・ソンニョル韓国大統領が韓日関係改善に努めてきたことを考慮し、こうした方針を固めたと読売は伝えました。

それとともに、日本政府としては韓国の現政権を後押しして韓日関係のさらなる改善を図る狙いもあるとの分析も加えました。

(後略)



MBC「요미우리 "일본 정부, 2030엑스포 개최지 부산 지지 방침 굳혀"(読売新聞「日本政府、2030エキスポ開催地に釜山支持の方針固め」)」より一部抜粋

大阪万博のパビリオン建設がいまいち軌道に乗り切れていない、というのは関連報道からなんとなく読み取れるかと思います。
参加国の腰が重い中で、確か一番最初に計画書を提出してきたのが韓国です。7月に計画書が出され、9月には韓国の担当者側から行政手続きの加速を日本側に要請するということまでしています。これはG20で非公式ながら日本が釜山誘致を支持すると伝えたタイミングと一致します。
サウジアラビアが基本計画書を提出したのは韓国から一歩遅れて9月に入ってから。
この速度感の差が影響した可能性はあります。また、発生は10月に入ってからですが、イスラエルパレスチナのゴタゴタがありますので中東からは一定の距離を保ちたいという日本政府の思惑も、もしかしたら働いたかもしれません。

ただ、なんで報道がこのタイミングでわざわざ出たのかはやっぱりよく分かりませんね。記事が言うように日韓関係の改善のためなんでしょうか?効果的とは思えませんけど...まあ別に損するわけでなし、撃てる弾は撃っとけみたいな感じでしょうか?


ちなみに、コメントは600近く集まっていますが「何一つありがたくない」とか「歴代最低支持率同士が慰め合っている」とか「独島と交換したの?」的なものがほとんどで、反応は冷ややかです。