TMON・ウィメプの未決済金が推算で8188億ウォンとなり、韓国政府は追加で4300億ウォンの流動性支援を決定しました。これで流動性支援は1兆6000億ウォンとなります。
ただし、これらは貸付として提供されるので、根本解決にはなりません。
また、TMON・ウィメプ関連ばかりが注目されていますが、その陰（？）で他のeコマースもいくつかサービス終了を発表しています。こちらにも未払金が発生する可能性があります。
韓国経済の記事からです。
「今後、誰が投資するのか」...「ドミノ廃業」の恐怖に襲われたeコマース
（前略）
19日、eコマース業界によるとインテリア・家具専門オンラインプラットフォーム「アレッツ」は31日を最後に営業を終了すると奇襲的に公示した。6月末に廃業した文具・小物ショッピングモール「パボサラン」と最近サービス終了を公示したデザイン商品専門ショッピングモール「1300k」に続き廃業するeコマース業者が再び出てきたのだ。
クパンおよびアリエクスプレス、テムなど国内外の大型eコマースプラットフォームが利用者をブラックホールのように吸い込み廃業危機まで追い込まれた中小eコマースプラットフォーム業者が続出しているという分析が出ている。
（中略）
出血競争も厭わないことが、中小企業の財政難を増大させたという指摘が出ている。限られた時間に商品を20～30%大幅に割引された価格で販売した「タイムディール」等のタイムマーケティングが代表的だ。ティモン・ウィメプをはじめ、アレッツも布団、キャンプストーブなど様々な商品を最大50%まで限られた時間に割引販売した。売上を増やすのに汲々とした末に資本金を使い果たしたまま赤字が積もることになった。アレッツの運営会社であるインターステラーは昨年204億ウォンの赤字を記録した。
今後廃業するプラットフォーム業者がさらに出てくる可能性があるという展望が出ている。慢性赤字に陥った業者が数え切れないほど残っているためだ。昨年基準で完全資本潜食状態の業者はファッション・名品販売プラットフォームエイブリー(-543億ウォン)、バラン(-77億ウォン)と畜産物販売プラットフォーム精肉角(-309億ウォン)などだ。
（中略）
倒産の危機に追い込まれたeコマースプラットフォーム企業の再起可能性が大きくないという見方も出ている。ある倒産専門弁護士は「未精算事態で信頼を失ったeコマースプラットフォーム業者が投資を誘致するのは非常に難しいだろう」とし「反射利益を狙う大型業者の投資も加速化するだろう」と話した。
韓国経済「"이젠 누가 투자하겠나"…'도미노 폐업' 공포 닥친 e커머스（「今後、誰が投資するのか」...「ドミノ廃業」の恐怖に襲われたeコマース）」より一部抜粋
基本が自転車操業なんでしょうね。だから少なくとも運営会社はいつかはこうなると分かっていたと思うんですが...。
