「劇場版 呪術廻戦0」、韓国で観客動員数1位を獲得した話

雑記程度の小ネタです。

劇場版「呪術廻戦0」が韓国でも大ヒットなんですってよ。
私はまだ観に行ってないんですよねー...年内年始の冬休み中は避けようと思ってたらオミクロン爆発しちゃったので行くに行けず。徒歩圏内の映画館でやってはいるんですけど、旬を逃したので今更って気がしてしまってます。どうしよっかなー...。

 



スポーツ東亜の記事からです。

「呪術廻戦0」旋風..日本アニメの力


(前略)

映画館入場券統合ネットワークが24日に発表したところによると、日本のアニメ「劇場版 呪術廻戦0」がハリウッドスターのトム・ホランド主演のブロックバスター「アンチャーテッド」を抜いてボックスオフィス*11位になった。17日に公開されてから2位に留まっていたが23日に「アンチャーテッド」の観客2万6825人をわずかに上回った2万6934人を動員し、順位を逆転させた。

(中略)

昨年にはまた別の日本アニメ「劇場版 鬼滅の刃:無限列車編」が国内の劇場街で静かな旋風を起こした。「コロナ19」拡大の勢いが急激に伸び、劇場観客の足が冷え込んだ昨年1月末に公開され、累積215万1800人余りを動員し、2021年全体の興行順位7位についた。

(中略)

こうした日本アニメーション映画の興行の最大の貢献者は「1020ファン層」だ。劇場公開に先立ちテレビとOTTや出版マンガで既に原作を見てファンになった世代を中心に、いわゆる「トック」(マニアレベルを超えた熱烈なファン。日本語の「オタク」の発音を変えた新造語)がしっかりと形成されたという分析だ。

CJCGVのファン·ジェヒョン·コミュニケーションチーム長は「原作に対するファンの愛情が劇場版への期待感につながった」とし「実観客評点のCGVゴールデンエッグ指数も『鬼滅の刃』97%、『呪術廻戦0』94%と非常に高い。特に10·20代の爆発的な支持を得ている『呪術廻戦0』の場合、67.7%が10·20代」と答えた。

(後略)



スポーツ東亜「'주술회전0' 돌풍..일본 애니의 힘(「呪術廻戦0)旋風..日本アニメの力)」より一部抜粋

「No Japanはどうした?」なんて無粋なことを言うつもりはありません。
日本だろうが韓国だろうが、エンタメは好きに消費すれば良いんです。エンタメ消費と政治を結びつけて「若い世代は親日/親韓」と、一纏めで語る方が無粋だと思います。

しかし残念なことに、記事はコメントが非表示となっているものの、読んだ人の反応として「いいね 8/怒り 48」という評価が付いています。この「怒り 48」は例えエンタメ消費であろうと「日本」が評価されることはあってはならない、そう考えているんでしょうね。

 

余談ですが、「呪術廻戦」はハングル表記で「주술회전」と書きます。「주술(呪術)」はともかく「회전(廻戦)」は「回転」も「会戦」も同じ表記です。
韓国語版のコミックスの表紙には一応、漢字表記があり、韓国wikiの「ナムウィキ」に「くるくる回る回転ではなく、呪術が時代を廻り廻って紛争を起こす、という意味で解釈できる」との注釈が確認できます。
とは言え、韓国人全員がこの記述を見ているわけではないでしょうし、アニメ本編の戦闘シーンでは実にくるくる良く回るので誤解している人は多いのでは?なんて思ったりしました。

*1:2018年以降、観客動員数で集計。