【バンダーさん】「自分独りで成功して世界10大経済大国になったと勘違いする韓国に迫った危機」の話

6月23日付けの投稿です。

 

 

趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「自分独りで成功して世界10大経済大国になったと勘違いする韓国に迫った危機」です。

自分独りで成功して世界10大経済大国になったと勘違いする韓国に迫った危機

国家間の関係は基本的に人間関係と同じ...韓国は、米国と日本の支援がなければ現在の地位(10大経済大国)を瞬時に喪失することもあり得る。

偽りと扇動が通じないところの一つが株式市場だ。特に世界経済が急変する時、特定国家や特定企業の実力は株式市場を通じてそのままその素顔が露出する。インフレ(物価上昇)を沈静化させるための米国の攻撃的な金利引き上げの影響で最近、世界各国の株式市場が下落している。ところが韓国の場合、相対的に激しく株式市場が下落している。

6月22日の韓国株式市場(コスピ)は、前日比66.12ポイント安の2342.81ポイントで引けた。2.74%も下落したのだ。中国の上海指数が1.2%下落するのに留まり、日本の日経指数が0.37%下落したのに比べかなり良くない様子だ。特にコスダック指数は4.03%も下落した。事実上、暴落水準だ。今年に入ってこれまで、日本証券市場と中国証券市場が10.5%、10.76%下落したのに対し、韓国証券市場は2倍を超える21.61%下落した状態だ。

日本政府が意図的に造成している「円安(円貨価値下落)現象」について、近頃の韓国のマスコミはこれがまるで日本が滅びる証拠でもあるかのように日本を嘲弄し卑下することに熱心だ。相手が日本なら基礎的経済知識も忘却して扇動から行う韓国の慢性病がまた発作を起こしたのだ。問題はこのような扇動が韓国人によく効くという点だ。餌食になる原因は、韓国人の平均的な強要水準が低いからだ。結局、今日多くの韓国人は「日本はまもなく滅びる」という錯覚と妄想に捕らわれ、根拠のない対日本優越意識に浸っている状態だ。

ところが、このような偽りと扇動が通じない株式市場は、このようにむしろ韓国こそ滅びるようになったという真実をそのまま示しているのだ。日本の「円安」現象は直ちに日本政府がその気になれば「円高」に変えることが出来る。日本は十分にそれだけの能力(経済力、資金力など)を持っている。依然として「円安」が自国(日本)の経済活性化に役立つと判断したために日本政府は「ゼロ金利」や「マイナス金利」をそのまま固守し、「円安」を事実上維持しているのだ。ただし、急激な「円安」は副作用を伴うため、日本政府は速度調節だけに気を使い、適切にコントロールしているのだ。

ところが、このようなファクトに無知な韓国人たちは「国家負債が多くて金利を引き上げれば財政破綻するので日本は金利引き上げできない」というような無知なうわ言を繰り返している。経済大国の日本がわずかな金利が怖くて金利を上げられずに戦々恐々としていると勘違いする韓国人たちが珍しくないのだ。米国産牛肉が狂牛病を起こすという妄想に陥って暴れた国民らしく依然として妄想から抜け出せずにいるのだ。

今日、韓国が世界10大経済大国になったのは、一人の力だけではない。米国と日本の支援が絶対的だった。特に日本は、未開な水準を彷徨っていた韓国(朝鮮)を近代化させるのに決定的に寄与した。併せて、解放以後にも産業の全分野に渡り相当な技術的支援まで行ってくれた。浦港製鉄が代表的な事例だ。サムスン電子半導体も日本(シャープなど)の支援が大きく貢献した。今日も同じだ。例えば、サムスン電子半導体は日本の素材・部品・装備がなければまともに生産できない。半導体だけでなく産業の全分野が日本の基礎技術とノウハウが無ければまともに製品を生産できない状況だ。一言で言えば、韓国は日本が提供する最上の素材・部品・装備を利用して最高の製品を生産して輸出することで今まで経済を育ててきたし、今もこのような構造はあ変わらない状態だ。

米国の役割も相当だった。駐韓米軍の存在がなければ今日の韓国が世界10大経済大国にはなれなかっただろう。それなのに今日の韓国人たちはまるで自分一人で成功して世界10大経済大国になったと勘違いし、有頂天だ。日本と米国に向けた感謝の意は完全に行方不明になった。全体的に米国のお陰で解放されたにも関わらず光復節(8.15)記念辞にたった一言でも米国に対する感謝を率直に表現する大統領が居ない。ただ、解放に事実上何の寄与も出来なかった独立運動などを誇大包装しておだて、自画自賛するのに血眼になっているだけだ。

ウォン・ドル為替レートが最近高空進行中だ。ウォン安ドル高が進んでいるのだ。6月22日、ウォン・ドル為替レートは1297.3ウォンまで急騰し、1300ウォンを目前にした。2009年以来、13年ぶりのことだ。ウォン・ドル為替レートが上昇する理由は簡単に言えば韓国からドルが流出しているためだ。ドルが流出する決定的な理由は、韓国が金利面での返済を保障できないためだ。大口の立場ではドルを韓国に預ける場合に得られる金利が、米国に預ける際に得られる金利より大きい場合にのみドルを韓国にそのまま残すことになる。ところが韓国政府が米国の金利引き上げに迅速に対応しなかったため、近い内に米国の金利がむしろ韓国の金利より高くなる逆転現象が展開される状況に直面した。投資家の立場では韓国に預けられたドルを、より多くの金利を与える米国側に移すしかない。

状況がこうなのに、韓国政府は金利引き上げに積極的に乗り出していないようだ。自体の深刻さをきちんと解っていないようで心配だ。もしかして「日本が低金利を維持しているのに、私たちに出来ないことはあるか?」という形の敵愾心が発動したのかも知れない。日本を見下して甘く見るのが習慣になり、韓日間の経済力や実力を同レベルと勘違いしているのではないか。

韓国は、米国と日本の支援がなければ現在の地位(10大経済大国)を瞬時に喪失することもあり得る。韓国の恩知らずな行為に疲れた日本が実力行使の一環として披露した「核心素材3品目輸出規制」一つだけでも韓国は国家レベルで大騒ぎし、サムスングループ総帥は顔色を変えて直ちに日本に飛んでいかなければならなかった。今日の韓国の現実(すっぴん)を象徴的に示すハプニングだ。ウクライナ事態で韓国は特に直撃弾を受けた。韓国は輸出比重が高いため、このような外部変数が発生すれば特に激しく影響を受ける。米国、日本など先進主要国は内需比重が大きく韓国ほど深刻な打撃を受けることはない。

結論的に、韓国の経済は日頃から米国と日本との相互協力体制が円滑に行われ、温室のような平穏な国際情勢が保たれて初めて支えられる仕組みになっている。ところが、最近このような前提条件が全て崩れたのだ。米国と日本は韓国をこれ以上特別な存在と認めなくなり、ウクライナ事態の波及は想像以上に大きくなったのだ。それで韓国は他の国より遥かに深刻な状況になり、このような深刻性が株式市場やウォン・ドル為替レートにそのまま反映されているのだ。一言で言えば、危機に特に脆弱な韓国の素顔が明らかになったのだ。

韓米通貨スワップと韓日通貨スワップの不在と、日本の核心素材規制およびホワイトリスト除外措置は、今日の米国と日本の韓国に対するスタンスを象徴的に示している。いくら韓国が地政学的に重要な意味を持つ国家だとしても、自分独りで豊かになって今日豊かに暮らすようになったと勘違いし、恩知らずを繰り替えす韓国に対してはいくら米国と日本であっても無限の耐久力を発揮することは難しいものだ。

今回、韓国がもし最悪の場合(第2のIMFなど)に追い込まれるとしても、米国と日本はおそらく過去にしたような破格の支援はしてくれない可能性が高い。国家間の関係は基本的に人間関係と同じである。自分独りで上手くやったと、普段恩知らずな行為を繰り返すものに危機が迫ると、人々は十中八九助けるより「いい気味だ」と心の中で思って喜ぶだろう。国家も例外ではない。

強要に乏しく洗脳され扇動され、思考の幅が井の中の蛙のように狭くなった今日の韓国人が、このような厳しい現実を自覚する可能性はほとんど無いだろう。もしかしたら「知らないほうが楽」と、むしろその方が良いかも知れない。国際情勢の帰趨に関わらず、ただ自分は偉いと思って普段通り有頂天に生きていった方が精神衛生に良いかも知れない。

「教養がありバランス感覚を持った韓国人」を探すのがますます難しくなるようだ。このようなごく少数の韓国人が韓国が直面している厳しい状況を本当に心配しているのが、今日の残念な現実だ。国家を案ずる国民が少ないのは亡国の兆候の一つだ。



趙甲濟ドットコム「지 혼자 잘나서 세계 10大 경제대국이 된 줄 착각하는 韓國에게 닥친 위기(自分独りで成功して世界10大経済大国になったと勘違いする韓国に迫った危機)」より一部抜粋

なんで韓国の金利が米国より高くないとドルの流出をまねくのか、ピンと来ないかもしれませんので一応。

投資には一定期間ごとに金利手数料が発生します。
この金利手数料は、投資先の政策金利が投資元より高ければ貰え、低ければ払う必要があります。
つまり、韓国の政策金利が米国より高ければ、韓国に投資している人たちは金利手数料が貰えるので有利ですが、逆の場合、金利手数料を支払う必要があるわけです。
金利手数料という余計なコストが掛かるとなると韓国への投資がよほどオイシくない限り、より好条件(利率、安定性...etcの面で)の投資先を探したほうが良いとの判断になります。
これがドル流出の基本的な理由付けです。