韓国からの高級人材の流出が大変なことになっているようです。
米国務省の資料によると、昨年2023年に高級人材向けに発給された就業移民ビザは全体で11万4130人分。このうち韓国人は5684人と、インド(2万905人)・中国(1万3378人)・ブラジル(1万1751人)についで4番目の規模でした。
人数でこそ全体4位ですが、人口10万人当たりに換算すると10.98人となり、全体1位のインドの1.44人を追い抜きブッチギリで世界1位になります。
以下で紹介する記事では(なぜか)日本との比較も載っており、それによると日本は1066人、人口10万人当たりだと0.86人となります。
韓国経済の記事からです。
韓国、「核心頭脳流出」1位...中の11倍
(前略)
27日、米国務省によると2023年に高級人材就業移民ビザであるEB-1·2の発給を受けた韓国人は5684人だった。昨年、米政府は全世界11万4130人を対象に永住権のEB-1·2ビザを発給した。韓国はインド(2万905人)、中国(1万3378人)、ブラジル(1万1751人)に次いで4番目に多かった。しかし人口10万人当たりに換算すれば、韓国は10.98人で、代表的な人口大国であるインド(1.44人)と中国(0.94人)を10倍ほど上回った。日本のEB-1·2承認は1066人で、絶対規模で韓国の5分の1、10万人当たりでは13分の1(0.86人)に過ぎなかった。国内核心人材の海外流出がそれだけ深刻だという話だ。
EB-1·2ビザは米国政府が高熟練·高学歴人材に発給する就職ビザであり、家族にも永住権を与える。5684人を「4人家族」と仮定しても、昨年少なくとも1400~1500人余りの最高級頭脳が米国に流出したわけだ。新型コロナウイルス感染症が真っ最中だった2021年に3318人に落ちた韓国人のEB-1·2ビザ発給は2022年から再び5000人台に跳ね上がった。最近では国内主要大企業の理工系エンジニアと研究職の間では「EB-2熱風」まで吹いている。
(中略)
専門家たちは人口対比圧倒的に高い人材流出が先端産業競争力弱化につながると憂慮する。高麗大学人工知能研究所のチェ・ビョンホ教授は「人工知能(AI)が日常化する技術加速化の時代に核心人材が韓国に背を向ける状況を放置すれば未来成長動力が弱くならざるをえない」と指摘した。
韓国経済「韓 '핵심두뇌 유출' 1위…中의 11배(韓国、「核心頭脳流出」1位...中の11倍)」より一部抜粋
言っちゃなんですけど、インド・中国・ブラジルの3ヵ国はインフラや制度面の問題から母国では無く外国で就業という選択肢は分からなくもありません。
しかし韓国は...?「EB-2熱風」って、流行になっているということでしょう…?
沈みゆく泥船から我先にと逃げ出そうとしている...これはさすがに言い過ぎでしょうか?