リュ・ソクチュン教授の新年度講義のシラバス、教材に「反日種族主義」の話

慰安婦は売春」発言で警察の捜査(名誉毀損)を受けているリュ・ソクチュン(柳錫春;류석춘)教授ですが、2020年度の1学期で経済学の講義が予定されています。
延世大学に対して「罷免せよ」要求がいくつかの団体から出されています。

そんな中、リュ教授が今年度開設する科目の申請が出されました。
授業内容の一部に「植民地:収奪の近代化」、講義教材として「反日種族主義」が含まれています。
またもや物議をかもしそうです。


KBSニュースの記事からです。

慰安婦は売春の一種」…「反日種族主義」持って帰ってきたリュ・ソクチュン


(前略)
昨年9月に「慰安婦妄言」により講壇を降りていた延世大学社会学科のリュ・ソクチュン教授が2020年度1学期の「経済学」の科目の開設を申請しました。2週次授業の内容は「植民地:収奪の近代化」です。講義教材として「反日種族主義」(2019)を選択して議論が起きています。

(中略)

反日種族主義」だけではありません。
リュ教授は、デジタルコミック作家のユン・ソインさんが2人の著者の1人として参加し、李承晩元大統領の功績に光を当てた「時をかける男」(2016)、朴正煕元大統領の労働搾取に反論した「朴正煕は労働者を搾取したのか」(2018)、全国ニューライト連合が民主労働総連盟を批判した「民主労総衝撃レポート」などを教材として使用するとシラバスにて明らかにしました。

(中略)

延世大倫理人権委員会男女平等センターでは、本日(22日)リュ教授を呼んで懲戒とするかどうかを議論する2次会議を開きました。(中略)先立って倫理委はリュ教授について1次会議で懲戒決定処分を下していましたが、リュ教授が再審を申請したため本日2次会を開いたことが確認されました。

倫理委で決定が下っても、まだ先は長いです。倫理委の勧告に基づいて人事委員会と規律委員会でもリュ教授の事案を議論する必要があるためです。

(後略)

KBSニュース「“위안부는 매춘의 일종”…『반일 종족주의』 들고 돌아온 류석춘( 「慰安婦は売春の一種」…「反日種族主義」持って帰ってきたリュ・ソクチュン)より一部抜粋


リュ教授は今年、定年退職することが決まっています。だからでしょうか、開き直って(?)ますね。


反日像真実究明共同対策委員会(共対委)は21日に「延世大人権委のリュ・ソクチュン教授の懲戒審理はナンセンスそのもの」という声明を発表しました。

「知性の殿堂であり、私学名門としての自己否定にほかならない」とし、更に「学問的次元では(リュ教授の論に)難癖を付けられる部分がなかったため、リュ教授の地位をあえて損傷させたい一部勢力と一部メディアが別件捜査の形による卑劣な争点化」という批判をしています。


この共対委の共同代表は「反日種族主義」の共同著者の一人であるイ・ウヨンさんです。