慰安婦問題、「解決の限界」の話

韓国の首相が日経新聞とのインタビューで岸田さんへの(勝手な)「期待」を語ったそうです。

岸田さんは2015年の慰安婦合意の当事者であるだけに問題の本質を理解しているだろう、というのです。

 

ニューシースの記事からです。

キム・ブギョン「慰安婦合意協議の日、岸田、本質が分かっている..IOC、北に寛大である」


(前略)


キム首相は1日付の日本経済新聞(日経)とのインタビューで岸田について「両国関係の発展に大きな役割を果たすことを願う」と期待を表した。


特に岸田が「2015年の韓日慰安婦合意時、外相として交渉に関与した。解決の限界も知っている政治家だ」と評価した。岸田はムン・ジェイン政府が事実上破棄した同合意を主導し、署名した人物だ。


日帝の強制徴用訴訟については「裁判官の間でも意見の違いがある。司法手続きをもう少し見守って欲しい」と述べた。「対話が出来る雰囲気なら、事態をこれ以上悪化させない方法を探せるのではないか」と付け加えた。


さらに、来年2月に中国で開かれる北京冬季五輪北韓が参加するため、国際オリンピック委員会IOC)に提案する考えも明らかにした。

IOC北韓が今年日本で開かれた東京オリンピックに無断で参加しなかったとして、2022年まで資格を停止する懲戒を下した。

キム首相は「IOCの寛大な措置を望む。そうなれば南北高官が自然な形で北京で会うことができる」とし、北京オリンピックをきっかけに南北当局者会談の成功を期待した。


(後略)


ニューシース「김부겸 "위안부합의 협상 日기시다, 본질 알아..IOC, 北에 관대하길"(キム・ブギョン「慰安婦合意協議の日、岸田、本質が分かっている..IOC、北に寛大である」)」より一部抜粋

 

相変わらずオリンピックを政治利用する気マンマンですねぇ〜。

韓国メディアが慰安婦合意をムン・ジェイン政府が「事実上破棄した」とはっきり書くのは珍しい気がします。

これをどう見るかは別問題ですけどね、韓国側の非を認めていると見るか、十分じゃない合意を結ばせた日本が悪い(日本が破棄させた)と言っていると見るか。

個人的には後者かな、と思います。一度結んだ合意なのだから、日本には韓国が合意を守れるように譲歩なり再協議なりする義務がある、こんなふうに考えているのではないでしょうか?なんか、ペットを飼うなら最後まで面倒見なさい、みたいなノリですけど。

でも、そう考えると「日本側は努力すべき」な主張の理屈は分かる気がします。納得はしませんが。

それともう一つ、さらっと言っちゃってますが「解決の限界」という表現です。これは慰安婦問題の「本質」が「国家間の合意などで解決できるものではない」と言っているとしか思えません。

だからこそ韓国側は「好きなだけ合意を破棄して再協議を要求することができる」そんな認識なのではないでしょうか?ますます韓国と話す必要性は無さそうです。