韓国軍、密入国の小型船を釣り船と思い込んでスルーしていた話

中国からの密入国者が乗った小型クルーザーとゴムボートを、韓国軍が見逃していたことが分かりました。

レーダーやカメラなどの監視機器は正常に作動しており、13回も補足していたにも関わらず、現場の判断で釣り船やレジャー船と判断されていたそうで、完全にヒューマンエラーですね。


ニューシスの記事からです。

軍、泰安中国人密航船13回補足しても釣り船と勘違いして逃した(総合)


中国人密入国者が小型船舶に乗って忠南泰安の海岸に密入国した過程で、彼らの動きが軍のレーターに補足されていたことが確認された。しかし監視兵たちは、これを釣り船やレジャー用船舶と見なして追跡監視していなかったことが分かった。

(中略)

合同参謀の調査結果によると、先月20日、中国人8人が小型船舶に乗って中国山東省威海を離れ泰安に密入国した当時、海岸レーダーには船舶と推定できる識別可能な状態の映像標的が6回補足された。
同じ時間帯、海岸の複合監視カメラも海上で接近する船舶を4回補足した。軍が保有している熱画像監視装置(TOD)も3回、船を識別した。

全13回の補足があったにも関わらず、その運用兵は子の船を一般レジャー用や釣り船と判断して追跡監視していなかったことが分かった。

4月19日、中国人7人が泰安に密入国した当時も海岸レーダーが受像した小型船舶を3回補足した。
この日は、他の機器が問題を起こした。海岸複合監視カメラは映像の保存期間(30日)終了による自動削除機能のために、補足したかどうかを確認することが出来なかった。熱画像監視装置の場合、偶然にも密入国当時、故障部品修理のため動作していなかった。

(後略)

ニューシス「軍, 태안 중국인 밀항선 13회 포착하고도 낚싯배 착각해 놓쳤다(종합)(軍、泰安中国人密航船13回補足しても釣り船と勘違いして逃した(総合))」より一部抜粋


国土の周りが海に囲まれている日本でも、海上監視網の穴は他人事ではありません。