G7ホストの英国にわざわざ「立ち位置の理由」を聞いちゃった朝鮮日報の話

先日、韓国政府がG7参加の広報写真で南アフリカ大統領をちょん切った話がありました。
その際、写真の立ち位置についても「国格は関係ない」という話をしましたけれども、朝鮮日報が主催側の英国に直接「この並びは国格(国の地位)と関係あるんですか?」と問い合わせたんだそうです。


朝鮮日報の記事からです。

韓国の地位?ムン大統領、G7写真で前に立った理由別にある


(前略)

本紙が英国のG7主催側に問い合わせたところ、大統領を前列に立たせ、首相は後列に立たせた独自の儀典原則による違いだったという回答を受けた。政府は「写真一枚で見る大韓民国の地位」と広報したが、国力や地位よりも大統領制を選択する国と議院内閣制を選択する国との差が作用したということだ。

今回のG7の団体写真で首脳たちの位置を決めた基準を問う本紙の電子メール質疑に対して英国のG7準備チーム関係者は「伝統的に英国は国家元首に対する礼遇を取ってきた」とし「大統領は首相より前列に位置するようにしたのが正しい」と答えた。通常、外交分野では国家元首(head of state)は国王(king・queen)または大統領(president)のことで、議院内閣制を採択した国の首相(primeminister)は国家元首に分類されない。

(中略)

普通、多国間会議では在任期間の長い首脳を中心に近い位置にする慣例がある。この基準に照らしてみると、最前列に立った4人の大統領の内、2017年に就任したムン大統領とマクロン大統領が主催者の英国のジョンソン首相により近く、2018年に就任したラマポーザ大統領今年就任したバイデン大統領がより外に立っているように見える。

このため、G7首脳会議にムン大統領がゲストとして招待されたことは大きな意味を与えるに値するが、団体写真の中の位置は国力や地位と関連が少ないということだ。

(中略)

特に政府が広報ポスターで南アフリカ共和国のラマポーザ大統領を切り取った写真を使っていたが、後になって原本に変えたことは国力と関係なく大統領を前列に立てた儀典原則を国民わかりにくくしたという誤解を招きかねない。

(後略)

朝鮮日報「한국의 위상? 文대통령, G7 사진 앞줄 선 이유 따로 있다(韓国の地位?ムン大統領、G7写真で前に立った理由別にある)」より


これが韓国民たちがキャッキャキャッキャと純粋に喜んでいるだけであれば可愛い勘違いとしてスルー出来るんでしょうけれど、自分が偉くなった気になってマウント取りに来られると鬱陶しいんですよねぇ...。

DAUMの元記事では1万3千件を超えるコメントが寄せられていますが、「こき下ろそうと必死www」的なコメントに9600件の「いいね」が付いていました。
...うん、まあ...並びはあくまで儀典的な意味であって国格は関係ないよ、というのは事実ですからこち下ろす意図が朝鮮日報にあったかは分かりませんけれども、わざわざ問い合わせるってのはどうなんだろう、という気にはなります。